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タイトル作者コメント 出版社
ああ正負の法則美輪明宏 著者が気付いた地球の法則とは、陰と陽、−と+、光と影
或いは、昼と夜、日向と影、北と南、男と女、天使と悪魔など
負と正という相反する二つのもので成り立っているという事である。
著者が私好みの面白いたとえをしている。
地球は魔界と天界の境界線に浮いていて、両方の縄張り争いが
起こっている所である。
正ばかりになるとこの世にいられなくなって負ばかりだと
魔界に呼ばれる。人を見た時に魔界族を見分けよう。
そうすればいちいち腹をたてずに済むのだ。
「人間はもののわかった人が1割、全くわからない人が1割、
残りの八割はバカでできている」ということわざが紹介されて
いるのだが当たってるよなw
その中の8割のは自分ではわかってると思ってるんだけど
(あたしか汗
要するに何事も腹6分位で賢く生きようという主旨なんだけど、
人間という生き物は強欲なので、なかなか著者のように
自分を律っしてリンとして生きて行くのは難しい。
PARCO出版
愛か美貌か
ショッピングの
女王4
中村うさぎ 著者のブランド買い依存症が治ったのはふと気が向いて遊びに
行ったホストクラブにハマったからである。
しかし、うさぎがハマったのは永久指名の美形ホスト春樹に
入れ込んだのでは無く、あくまでドラクエと同じ、自分の
金遣いによって春樹の店でのNo.度が上下するという勝負ゲー
なのである。
これぞ 中村うさぎが生涯を賭けて求めて止まない【達成感】
なのである。(虚しいけど)
誤解の無いように書いておくが、著者は春樹に男女、恋愛の
感情は一切持っていないのだ。
ここでホストクラブについて解説w
ホストクラブ初回は\5000位で遊べるが、2回目はホスト指名が
必要になる。これは永久指名である。
指名ホストは客がいくらボトルを入れるかで毎月の店での
順位が決定する。
特に誕生日と月末決算日の戦いは壮絶なものがあり、
私も初めて知ったが、リシャール・ヘネシー\1000000、
ロマネコマンティ\1200000、ルイ十三世\800000・・
こういう代物をクラブに通う主に風俗系女性客が自分のホストに
ポンポコと抜いて行くわけです(もちろん2,3万からある。
というわけで中村うさぎ、春樹のために(自分のためだけど
700万程つぎ込んでしまい、ついにつぎ込む金が無くなってしまう。
その時、うさぎは店内の若い女性客と自分を比べて、若返りたいと
切に願うようになっていたところへちょうど「25ans」から
プチ整形の仕事が来る。
早速整形を受けたうさぎは「美人風」になるが笑っても笑ってない
顔を手に入れる(整形すると女優の笑顔?顔中で笑えなくなる、
冷たい笑いというか)、そして同時に長年のコンプレクッスであった
丸顔を尖った顎に変えれるが、若く見られていた童顔を失って
年令相応の貫禄ある顔になってしまう。
だがうさぎは「かわいい」は要らないのであってあくまで「美」を
追求するのである。
ボツリヌス菌注入(!)のプチ整形が3ヶ月で元に戻る頃
「女性自身」のプチ整形の仕事が入ったうさぎはまたしても整形を
受ける。
もううさぎにとって春樹の存在は無かった( ̄▽ ̄;
ってうさぎが文中で4時間かけてメイクする浜崎あゆみは
美人と思えないと書いているが私も同感である。
浜崎あゆみってアンドロイドみたい(^^;
こないだ新シングルジャケで全裸になったそうだが
あのガリガリのボディのNUDEってあんま見たくない感じ汗
(話脱線 注:うさぎ同様 あゆが嫌いではない)
ちなみに帯のアントワネットのコスをしたうさぎ、
まるで大家政子だ・・・┓( ̄∇ ̄;)┏
文藝春秋
愛していれば
いいの?
家田荘子 愛かぁ・・・・・・・家田荘子式恋愛実践編15の鉄則。
恋愛は恋の駆け引きが好きで著者は一目ぼれすると爆走する
らしい。愚かな恋はおさらばしましょう。って恋のテクの本を
読んで恋愛が成功にするか?

集英社文庫
愛の話
幸福の話
美輪明宏 羽を広げた巨大な孔雀の前の白鳥をかたどった
金色のテーブル、華麗な彫刻がほどこされた白い椅子に
著者は輝くばかりの豪華な衣装の裾を広げゆったりと
腰掛けている。
もう趣味がいいとかの問題では無くて、この人は自分の
確固たる美世界を持っているんだなと想う。
美輪明宏がすごいと思うのは自分を冷静に観察し、
深く分析しているところである。
本書はいかに愛し、いかに幸福になるかがテーマである。
特に今 不安を抱えている人に薦めたいと思う。
興味深いのはそれぞれ独特の美意識を持った及川光博
瀬戸内寂聴、池辺晋一郎との対談と同時代を生きた
寺山修司、東郷青児、三島由紀夫、中原淳一の素顔で
ある。
で賢く生きるための5ヶ条
1.愛し過ぎない事。
2.食べ物に注意する事。
3.金銭感覚を失わない事。
4.約束事を守る事。
5.対人関係は腹6分で付き合う事。
以上。
あたし全部だめやん大汗
集英社
愛は変わるの?家田荘子 「愛していればいいの?」の続編。自分に取ってマイナスに
なる恋は止めよう、男の嘘、不倫、本当に愛する人を
見つけようなど恋多き女家田荘子編幸せになる恋愛,
失恋処方箋,上手な別れ方など恋愛&結婚How Toブック。

青春出版社
青の解放楠本まき ある日、高校1年の秋元かさねは歩道橋から飛び降り寸前の
美少年にタックルする。彼は中学2年喜多村葵。葵はかさねに
付き合おうと迫るがかさねはバスケ部の足立先輩が好き。
葵には何か事情が…(コミック)
集英社
悪趣味の本朝倉喬司
浅野恭平
鵜飼潤
大泉実成、他
悪趣味が何故面白いか、それは人の心に、最もスクラッチしてくる
からである。そういうものに心を引かれる自分を一瞬意識する時、
我々は日常からの浮遊感を感じ、何か自分が新しい世界を見た
様な気になれるのである。本文より。一言「 悪趣味!」売却決定。
宝島社文庫
悪魔に愛された女シスター
・M・エメリー
フリーメーソンの実話?恐過ぎてコメント出来ない(爆 SEIKO SHOBO
アジア
裏楽園
内山安雄 副題「世界非常識地帯モンゼツ紀行」カンボジアでピストル
強盗に襲われ、イランで機密文書の運び屋をし、マレーシア
で海賊に襲われ、フィリピンで薬局を開業するが倒産し、
ドラッグとは長い付き合いというアジアハチャメチャ体験記
なんだけどこの人ほんとに作家?著者紹介には慶応義塾大卒
アジアに関しては通の中の通って書いてあるけど…
KK
ベストセラーズ
あたしが
海に還るまで
内田春菊 義理の娘をレイプし続ける義父と黙認する実母に決別し、
16才で家出、SEX、中絶、旅館の住み込み、スナックのママ、
結婚、離婚そしてマンガ家になる夢・・・・
文春文庫
あたしんちNo.1けらえいこ けら家のずぼらな母親の日々を描く爆笑漫画。の
はずが面白かったのは新聞に掲載されてた広告の
4コマだけ(;;)まだまだ甘いわね謎(コミック)
?
「新しい戦争」を
知るための
60のQ&A
森本敏
宮田律
立山良司
「新しい戦争」とは冷戦が終わり、世界が新たに直面している
国家同士のぶつかり合いではなくテロ組織が仕掛けてくる
戦争行為であり、武器を持たずにテロ行為を成し遂げてしまった、
また目的が不明瞭であるという事である。とまあ、今回のNYテロの
起こった背景を初心者にもわかりやすく解説した本。
読みやすいので知りたい人にはお薦め、しかし新聞で理解できる
かもな内容。
新潮社
AC 癒しと
再生
/AC愛されたい愛せない
/ACと癒し
秋月菜央 アダルト・チルドレンとは大人子供という意味ではなく元々は
アルコール依存症の親の元で育った人という意味だけど今はもっと
広い定義で解釈されている。例えば肉体的な暴力を受けた人、
厳格な家で育った人、両親の不仲、父親が家庭を省みないなど
要するに”機能不全の家庭で<育った人も含める。
でもここまで定義を広げると誰でもどっか当てはまるかもね。
二見書房
あふれた愛
天童荒太
「とりあえず愛」は愛する妻と幼子との幸せな暮らしを大切に
一生懸命働いている夫がある日,妻から「子供を殺しそうに
なった」と告白され困惑する話。「うつろな恋人」は仕事のストレスで
ノイローゼになった中年サラリーマンの大きなお世話な恋の話。
「やすらぎの香り」は神経症を患った恋人達の話。「喪われゆく君に」
は青年がバイト先のコンビニで急死したお客の未亡人に会いに行く
話。どれもこの現代の片隅に人間の優しさ,良心は残っているんだよ
という主旨かな。私的には特に感想は無い。
集英社
安倍晴明
第1巻/第2巻
真崎春望 村上天皇の御代(九四六〜九六七)
ある日、陰陽道を極める為に精進する安倍保名は
狩に追われる一匹の狐を救う。
数日後 保名は美しい女人葛葉と結ばれ、安倍童子が
生まれる。
京の都がまだ闇に支配されていた頃、帝を守護する為に
その身を形代として呪詛を受ける晴明。
自らのの宿命を受け入れる為に己を律し、命がけで
我が身を盾にする晴明を、兄弟同然に育った保憲が
案じながらも片腕となって助ける。
宿敵道満とその情婦である毒婦梨花、
身売りされて来た美しき異人の娼婦白藤、異形の
伶人 白兎、孤児阿栗が出てくる2巻から一段と
面白くなる。(コミック)
ぶんか社
安倍晴明第3巻真崎春望 我が身に呪いを受けて都を守る安倍晴明。
報われぬと知りながら、自らの肉体を使って
晴明の「祓い」の助けをするしか気持ちを表す事が出来ない
白藤。
その頃、都は毒婦 梨花によって毎晩産み出される闇に
覆われつつあった。
うーん、だんだんだんだん面白くえろく汗なって来た。
(コミック)
ぶんか社
怪しいアジアの
暮らし方
クーロン
・黒沢
カンボジアはプノンペンで貸し本屋を営む著者が遭遇した
アジア(カンボジア、バングラデシュ、中国、タイ、日本、台湾、
ネパール、ベトナム)の数々の怪しい経験談。って著者の方が
よっぽど怪しい。
ワニ文庫
アンジェリク
1〜15
S&A・ゴロン 17世紀の仏、片田舎の貴族の娘の美しいアンジェリクは意に
沿わぬ政略結婚をし、その夫への真実の愛に気付いた時、
夫はルイ王の機嫌を損じ、火刑に。ある時は盗賊の首領の女
に、ある時はハーレムに幽閉され もう波瀾万丈過ぎ!
少女趣味だけど面白い。23巻まであるのだけど夫婦で執筆
していた15巻までがお薦め。
講談社文庫
行きそうで
行かないとこへ
行こう
大槻ケンヂ 何となく昔のオーケンのエッセイの方が面白いよーな…
でこれH4年のエッセイ。中島らもと対談していて「大阪の
通天閣のピリケンには行くな」と言われて行きたくて行く話、
あたしも行きたいんだけど東京タワーの蝋人形館、謎の
カレー屋(あたしも印度料理大好きなんだけどカレーの辛さは
水飲んだらよけい辛いんだって、ヨーグルトドリンクの
ラッシーがいいらしい)の爺さん、失踪したマネージャーに会う、
尾道、養老温泉、江戸村などのレポ。けっこう笑える。
新潮文庫
イギリス
王室物語
小林章夫 イギリス歴代の王のエピソード集。
ヘンリー8世,エリザベス1世,ジェームス1世,チャールズ1世
ジョージ1世,ジョージ4世,ヴィクトリア女王,エドワード8世などなど・・・
講談社
現代新書
異形コレクション
マスカレード
井上雅彦
監修
「マスカレード」「仮面」とか異常に好きなので
タイトルだけで買っちまったんだけど
確かに仮面に纏わる短編集だけどだけどだけど
どの作品も今一だったタイトル負けの1冊。
光文社文庫
石の都に眠れリンダ・
ハワード
夢のような話ばかりすると変人扱いだった
考古学者の亡き父の汚名を晴らそうとジリアンは、
幻の石の都を求めて、仲が悪い腹違いの兄リック、
リックが資金源に連れて来たケイツ、ケイツが雇った
殺し屋ドゥトラ、そしてリバーガイドのベン、
彼は一見女たらしで放埓な男。
ジリアンがいかに強くても、アマゾン奥地への強行軍の
男達の中で女一人生き抜くにはベンの保護に頼らざるを
得なくなる。
ベンに反発しながら惹かれていく自分に戸惑うジリアン
・・・・と普通にロマンスなんだけどアマゾン探検が
けっこうリアルに描かれていて面白かった。
二見書房
石原慎太郎の
人生
貧困なる精神N
本田勝一 鉄の五角形は官界、政界、財界が癒着した日本型腐敗堕落
利権集団+マスコミ+体制化したマスコミに依拠する知識
人の事。日本は民主主義国の一つだが、自称「非民主的官僚
主義国」と化して崩壊の道を歩んでいる。建設省は「破壊省」
と改名せよ。高速道路公団は「大赤字」と発表しているが実は
寄生企業が利益を横取りし、その寄生企業を官僚が天下りして
いるので赤字なのである。衆議院東京四区の投票率は37.65%
だった。日本は外圧によってしか変わらない。石原慎太郎は
「ウソつき」+「卑劣な小心者」である。創価学会という一宗派
によって憲法改悪、戦争協力法、盗聴法などがどんどん
国会を通過している。文芸春秋は体制御用達右翼雑誌である
などなど。南京大虐殺ルポを発表して「売国奴」と罵られる著者。
和を求めすぎ、ジャーナリストが自由に発言できないのである。
うーん、過激かつ難しい(^^;でも面白い。
朝日新聞社
イスラム教の本
唯一神アッラーの
最終啓示
本田不二雄
藤巻一保
有木龍一、他
予言者ムハマンド伝、教義、風習、メッカ巡礼、スーフィー神秘
主義、原理主義について。うーん、学研のせいか教科書みたい。
もっと怪しいもの期待してたんだけど。
学研
イスラム潮流NHK
スペシャル
「イスラム」
プロジェクト
NHKで放映された「イスラム潮流」の取材のさらに詳細な
報告書。イスラム人口は世界的に若年層を中心に爆発的
に増加している。現在、世界の人口の5/1を占めるという。
ロシア、インドネシア、イラン、トルコ、アメリカ、湾岸戦争
まで現在のイスラム教の動きをリアルタイムで伝える。
「人間の本性は信仰によって操作される。宗教が指し示す
道を無条件に信じ、一丸となって走り出す習性を持って
いる。よってそれを布教する人の説法次第で武器にも救済と
もなる」という点が印象的だった。
NHK出版
板谷バカ三代ゲッツ板谷 いや、あんましおかしすぎてコメント不能汗
こんなバカ笑いした本ハジメテ。
注:あくまで「バカ」笑いなので
ゲッツ板谷氏は中学頃からグレて暴走族に入ってヤクザの事務所に
出入りして人の道から外れる事をいっぱいやってきた(本人後書き)
今年38才のフリーライターなのだが、彼も自称「バカ」なのだが
彼の家族 特にお父さんのケンちゃん、おばあちゃん、弟のセージ
が板谷家の「バカゴールデンライン」だそうで、いや興味ある方
読んでみて(絶対本屋で手に取った後、棚に返すから謎
角川書店
行っては
いけない
インド
竹内書店新社
アジア編集部編
いやー汗・・・・おもろい!つーかこの手のシリーズは言う
までもなく一般ツーリスト向けではなくパックパッカー様
御用達なのだが受ける!爆 はぁ、インドには行かない方が
いいかも、なんて思っちゃう。汽車の中で子供に大させるママ、
物乞いの子の手足を切る親、事前に交渉したのに目的地に
着くとぼられるタクシー、すぐ横で人が焼かれてるガンジス・・・
しかし「どう考えてもインド人のいいところが思いつかない」
って汗
竹内書店新社
犬女中村うさぎ ホラー?短編集。
というか中村うさぎの内面のドロドロしたものから
生み出された小品集。
しかし、どの話も女子校の精神を引きずっているというか
「顔が美しい女だけが幸せになれる。モテる。愛される」
「顔が醜いといくら性格を良くしてもそれは偽りの姿で
醜いものは醜い」とひたすら書き続けるこの人の執念というか
トラウマというか精神的幼さに少々呆れる。
「美人になりたい」でビューティーエキスパートの
大高博幸氏が言ってたように美しいというのは間口の広さで
あって、足の長さも美しさも最初の距離感がある時にこそ
目立つので親しくなった男女は肌の感触と性格が残るのである」
という考えに私は同感。
文芸春秋
命のろうそく
日本人に
救われた
ユダヤ人の手記
ソリー・
ガノール
最初に日本政府が禁じたにも関わらずビザを発行し多くの
ユダヤ人を救った杉原千畝リトアニア領事の写真があるので
著者が杉原氏に救われた話だと思って読み始まると
いきなり棒のように痩せ細った人間の裸の死体の山の写真。
正確には13才だったソリー少年を救ったのは米軍の
日系2世部隊兵クラレンス・マツムラ氏である。
リトアニアで両親兄姉と幸福に暮らしていたソリー一家は
第二次世界大戦勃発時にヒトラーがポーランドに侵攻してから
暗転し、まず家族を助けるために兄が犠牲になり、恋人レナも
またナチスにそのあまりの美しさに殺すのは惜しいと選別から
外されたにも関わらず、家族と共に大量虐殺に倒れ、
多くの知人を信じられないような方法で失うのを目撃し続け、
ホロコーストから奇蹟的に生還したノンフィクションである。
訳者前書きにに「これは"アンネの日記"の少年版である。
アンネが悲劇的最後を遂げたが、この著者は生き延びるという
点で読後感が明るい」と書いているがとんでもない。
事実は「ホロコーストの最初で殺された人々の方がましだった」
という著者の言葉どおり、生き延びたユダヤ人には想像を絶する
虐殺が襲う。
ナチスの本はかなり読んだが、この手記はもう中途で眩暈が
するほど言葉に出来ない大量殺戮の繰り返しで
読後感が明るいどころかかなり精神的に落ち込んだ・・
人間とはかくも恐ろしい行為が出来るのだ・・
祥伝社黄金
文庫
犬夜叉
1 〜19
高橋
留美子
中学3年のかごめは神社の娘だったが,ある日境内の古井戸に
落ちて這いあがるとそこは戦国時代で封印されていた半妖の
少年犬夜叉と出会う。犬夜叉は四魂の玉を手に入れ,完全な
妖怪になりたいのだが四魂の玉は様々な妖怪もまた手に
入れたい物であった。自分の持つ不思議な力に目覚めた
かごめは犬夜叉と供に砕け散った玉を元通りにする事を巫女
楓から命じられる。物語がダイナミックで面白い,久しぶりに
ハマりそう。(コミック)
小学館
癒される旅田岡由伎 著者は現在カウンセラーとして活躍中の山口組3代目
田岡一雄の長女。ヤクザの内情の本かと思って買った
んだけど特殊な世界に生まれたが故の自分探しの本と
言うか自身の男性遍歴、ミュージシャン喜太郎との結婚
離婚そしてやっと自分というものを見つけ出すまでの話。
講談社
インド大修行時代山田和 1974年、ポンペイに降り立った著者の不条理なインドの旅は
始まる。 「安い」は「高い」、「良い」は「悪い」、「友達」は「カモ野郎」
「問題無い」は「問題ある」インド人に前半怒り狂う著者はだんだん
インドの何もかも包み込む雄大さに魅入られていく。
講談社文庫
インド怪人紀行ゲッツ板谷 スキンヘッドデブ(自称)と兵隊ヤクザ鴨志田穣と
ダメダメ2人組ナベ&ハックのかなり怪しい4人の
アブナい、3分に1回は爆笑の悶絶しそうなインド放浪記。
色んな旅行記読んだけど、これが1番面白かった。
暑さ、砂ボコリ、細菌、不便、不潔、悪臭
したたかさ、しつこさ、図々しさに疲れきった
著者は最後に何故、人はインドにハマるのか
(ハマらない人もいるけど)、を見事に解き明かしている。
しかし 物乞いにプラスになるからと我が子の利き腕を
切断するインドの貧困は凄まじい。
戦争ジャーナリスト、カモちゃんはやっぱ西原理恵子の
オットだった爆
スターツ出版
インドの教え小暮満寿夫 副題「アチャールくんの路上日記」
コミックなんだけど絵は著者が画家だけあって上手い!
しかし内容が・・・・・今いち汗
KKベスト
セラーズ
雨月物語
/春雨物語
後藤明生 元々 昔話が好きな上、怪異モノなのでもう好み満載。
教科書や映画などで「菊華の契り」とか「浅芽が宿」とか
何編かは有名な話。
陰陽師か何かで、白峰の崇徳院の亡霊の話が気に入ったので
「白峰」は面白いし、高野山参りの途中で山中に泊まる事に
なった父子が遭遇する亡霊達の宴などもううっとり(ぇ
「白蛇抄」の翻案である「蛇性の淫」とか異種生物と通じる
話はえろくて好き。
「春雨物語」というのは始めて知った。
コミカルな「二世の縁」は100年も土中で修行していた僧の
魂はあの世へ逝ってるのだが、肉体は干物のようになりながら
再生して、魚は食べるは女は抱くわで元僧ならぬ凡人ぶりを
発揮。
その姿を見て僧を再生させた男の母は信心がぶっ飛び、
遊び倒して暮らすという、いいんかい?という現代人も
昔の人も変わらないようなあっけらかんとした話。
「死首の笑顔」は結婚を反対された恋人どうしが
娘の方が恋患いで瀕死になっても男の方は「想っている」と
言いつつ、最期まで特に何という手も打たず・・という
登場人物の考えている事が今ひとつ掴めない何とも奇妙な話。
学研M文庫
ヴァルダ〜
迷宮の貴婦人〜
望月玲子 望月玲子自選のゴシックホラー集。
深い雪に閉ざされた古城に集められた六人の相続人は
そのままひと冬を過ごす事になるが、一人ひとりと
謎の死を遂げていく・・・・美貌の貴婦人の肖像画は
呪われているのか・・・
世紀末のパリに現れたレスビエンヌのアメリカ人が
恋した相手は高級娼婦だった・・・「月光」
相続の争いに巻き込まれ幼児期から10年を地下室に
幽閉されていたハンスを引き取り、治療始めた
精神科医ヨハンはだんだんハンスと一体化してゆく
・・・「月には蒼い俤」
弁護士の妻は美人で大富豪、でも変わった趣味が
嵩じて二人の間に生まれる殺意・・「奥様の密かな愉しみ」
五人の仮面の男に追い詰めらた青年は・・「LUCKY DAY」
一人旅の途中、自然美に心を奪われ、写生を始めた
学生は田舎の娘に家に招かれるが・・「永遠をみる丘」
人気の無い通りに面した古い館の窓から 毎日一枚ずつ
落とされる羽の謎を解くため男は館へ・・・「カラビンカ」
全体に漂う欧州の香り、貴族的な雰囲気、城、館、コスチューム
の繊細な描写が美しい。
表題の「ヴァルダ」は類似小説があるが、今ひとつ物足りなさが
あるものの、だんだん望月玲子の世界に引き込まれていく。
私的にはラストの「カラビンカ」が魔物ものなので好き。
(コミック)
双葉文庫
うさぎの
行きあたり
ばったり人生
中村うさぎ ジュニア小説家の著者の桁はずれのブランドもの衝動買い
&半生。シャネル、フェンディ、エルメス、ディオール、グッチ、
モスキーノ、ヴェルサーチなど1日で300万も遣ってしまう買い物
依存症が止まらない〜それも買った物はムチャクチャに散乱し、
一部は常に質草に。自らを「人間失格」と称し、あの太宰治まで
コキおろす。もう開きなってるって言うか私はブランドに興味は
ないけどこの人の文章って面白い!(爆
マガジンハウス
嘘つき男と
泣き虫女
アラン
・ピーズ
バーバラ
・ピーズ
「話を聞かない男、地図が読めない女
 男脳女脳が「謎」を解く 」の続本。
男脳と女脳の認識、考えの違いを男の立場からと
女の立場からとわかりやすく解説してくれて
相変わらず面白い。
男の扱い女の扱いに困った時にきっと役立つでしょう。
最近話題の「女は男のどこを見ているか」とか2冊ほど
男性が出した本があったが、全然的がズレズレだった(- -;
お薦め
SHUFUNO
TOMOSHA
ウソの記憶と
真実の記憶
中島節夫 著者は日本で最も優れた催眠療法の権威。特に効果が上げ
られるのが解離性障害、転回性障害である。しかし現在の
時点で催眠トランスから再生された記憶の真偽を証明する
のは難しく残念ながら体系的に理論づけるまでには至って
いない。記憶とは何か、人間の記憶とは本当に真実なのか。
本書は精神科医が書いた本格的な催眠療法の本ではない
だろうか。
KAWADE
夢新書
うそをつく女ソフィ
・マルソー
”女優ソフィ・マルソーが赤裸々に綴った告白小説”?
何処がやねん!帯のコメントに騙されたぁぁぁ!
メッチャ つまんない、内容は仏独特の取りとめのない
雰囲気だけ。売却決定!
草思社
虚の王馳星周 これは久しぶりに面白かった!過去に”金狼”というチームを
組み喧嘩に明け暮れた挙句ヤクザを刺し、仲間に裏切られ
少年院送りとなった新田は古巣の渋谷で組の命令で高校生の
売春組織を探っている内、組織を繰っているのが学業優秀で
品行方正な高校生渡辺栄治と知るが周りの者は栄治を恐れて
いた。女子高生希生、教師潤子そして新田は虚ろな闇への
破滅に向かう。
光文社
カッパノベルス
雨柳堂夢咄
其ノ一
波津彬子 骨董屋雨柳堂の謎の美少年蓮は骨董に宿る精霊、幽霊
が必死に訴えかけてくるものを感じ取る不思議なパワーを
持っている。彼はその者たちの想いを静かに優しく受け止め
なだめてゆく。泉鏡花に通じる日本文学の美の流れを
受け継いだ高品質な作品。
私が1番好きなのはやはり個人的趣味から「花に暮れる」
吉原一とうたわれた三雲太夫の人形を作りたいと申し出た
人形師皇月を待っていた残酷な運命とは・・・
絵も繊細で耽美だし、暫くハマりそー(コミック)
朝日ソノラマ
鱗姫嶽本野ばら 自称 気位が高く、かなり偏った美意識を持つ乙女
龍烏楼子には人に言えない秘密があった・・
愛するお兄様、親族に疎まれる美貌の叔母、謎の医師
執拗に追って来る中年ストーカ・・
基本的手法は江戸川乱歩久生十蘭などの怪奇小説に
寺山修司のような澁澤龍彦のような森茉莉のような
何処ぞで読んだような記憶も多々あるのだが
かの歴史的猟奇事件を基礎にする大胆さ、
読者を恐怖へどどーんと沈ませる寸前にコミカルな
突っ込みを入れたり、レトロな食材で斬新なディナーを
作るというか摩訶不思議な野ばらわーるどである。
乙女のカリスマで終わるのか否か、
今後の動向が興味深い作家である
小学館
運命の足音五木寛之 ネタばれありです。五木寛之ファン様m(_)m
と前置きをして。
五木寛之と言えば、中学の頃 なにげにニヒルなルックスと
著書のタイトルに惹かれて数冊読んだ所で興味を失い、
それきりだったのだが、今回のエッセイでルーツが解明されるかと
読んでみたが、相変わらずの中身の浅さ(- -;
このエッセイの紹介文に書いてある「ロシア兵は臥せる母の布団を
はぎ、ゆかたの胸元をこじあけた・・」だが、これだけ読むと帯の
「衝撃の告白的人生!」だが、別に母親はレイプもされていない。
ただ 銃を突きつけられて黙って見ているしか無かった父親に
対する怒り、そして最期まで許しの言葉をもらえなかったという
自責の念に苦しむ著者は半生苦しみ、教育者だった父は
アルコールとギャンブルに自滅する。
後は終始、宗教、運命、超能力などについて延々と語っている
のだが 全くもって新しい発想、説得力は無い。
相変わらず 自らの頭の中で半永久的に反芻し続ける
五木寛之だった。
幻冬舎
運命の教えフジ子・
ヘミング
ピアニストフジ子・ヘミングの独り言のようなエッセイと
画家だった父親譲りの個性的な絵と猫とお気に入りの
写真など。彼女の生きて来た道を淡々とでも深く語る。
TBS
ブリタニカ
永遠の仔 上・下天童荒太 うーん、読んだ後、どう言えばいいのか考え込んでしまった。
というか重いテーマである。とある老人病棟で献身的に看護する
優希と彼女を遠巻きに見守る男刑事梁平と弁護士笙一郎。
3人の過去に何があったのか。過去の秘密を優希の弟聡が
探り出した時、また悲劇は再開する。子供の心をズタズタに
引き裂いても自分のことしか考えていない大人。それによって
深く傷つく子供は成長してもずっとそれを引きづり、それは
新たな悲しみを引き起こしてゆく。
幻冬社
X-JAPAN
YOSHIKIと
その時代
板坂剛 解散した日本のビッグバンドX-JAPANを数々の資料から分析する。
しかし,この著者板坂剛とは一体誰ぞや?フラメンコ舞踏家兼
プロレス,三島由紀夫関係の著書があるらしいが。
鹿砦社という出版社も私はあまりお目にかかった事が無い。
著者は鹿砦社によって暴露本にされる事を回避する為に敢えて
編著者という形にした。
資料になったのはXファンにとっては禁断の書となった
「X-JAPAN伝説」,噂の真相,他ロック雑誌である。
しかも著者はX-JAPANを知っているに留まる(逆にその方が
客観的に見れていいのかもしれない)
ローリング・ストーンズ,ビートルズまで及び今までのX本よりは
興味深い物だと思う(真偽は不明だが)
鹿砦社
Xの生と死
宇宙を翔ける友へ
TAIJI TAIJIから見たXのメンバーの性格?が面白かったけどまあ
読み流しかな。おまけ?の未発表CD「JUNGLE」はなかなか
いい曲だと思う。Xっぽくない。ラストが中途半端だけど。
確かにこの曲に歌詞は付けられないな。
徳間書店
エッセイSR311大槻ケンヂ 20才まで全然モテなかったオーケンが説く女の子に
モテる方法、タレントと親しくなる方法、社会に反抗する
ため透明人間になっていた10代、オカルト、UFO、プロレス
乱歩、高島忠雄あらゆる物を語る。まあまあかな(^^;
講談社
エヴァ・ブラウン
の日記
ヒトラーとの
8年の記録
アラン・
バーレット
ヒトラーを巡る4人の女とは、自殺した姪ゲリ・ラウバル、
映画監督として成功したレニ・リーフェンシュタール
(彼女はヒトラーとの関係を後否定している)、
自殺未遂したユニティ・ミトフォード、そして最後の10年を共に
したエヴァ・ブラウンである。
彼女の日記は真偽性が問われたが今日ではほぼ本物だと思われる。
50年の間、注目されなかったのはナチスを思い起こさせる
本書がヨーロッパでは受け入れられなかった事云々だが、
エヴァの出産、ヒトラーの性癖など興味深い?内容である、とは
個人的にあまり思えない。
エヴァの記録は唯一の関心事がヒトラーの機嫌であり、
身近な日常茶飯事に終始するからである。政治的背景にも無知で
書かれていても曖昧な表現でしか無い。まあ、興味本位で読む
程度の日記である。
学研M文庫
FBI心理分析官ロバート・K・
レスラー
&トム・
シャットマン
この本は1994年にバカ売れした単行本の文庫版(副題
異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記)、が出た
のであの当時も並々ならぬ関心があったけどちょっと
勇気が無くてかなり悩んだけど買ってしまった。
感想メッチャきしょい(T−T)でも非常に興味深い。
プロファイリングとは犯罪現場,被害者から手に入る有力な
証拠を徹底的に分析し,犯人像を探る。多くの人々はFBIが
プロファイリングによって事件解決をすると誤解している
様だが実際に犯人を捕まえるのは警察であり,プロファイ
リングはあくまで犯人に近いタイプの人物を警察に示す
だけである。映画「羊達の沈黙」の原作者トマス・ハリス
は本書の著者から情報を得て「レッド・ドラゴン」を執筆した
そうである。後書きに,日本には直接当てはまらないという
コメントがあるがあれから数年後の現在の日本には少なからず
当てはまる事件があるのは否めない様な気がする。
ハヤカワ
文庫
FBI心理
分析官2
ロバート・K
・レスラー
2巻目になる本著では1994年のつくば母子殺人事件,宮崎勤
幼女連続殺人事件,オウムサリン事件など日本の事件,1992年
米国で起きた日本人高校生ハロウィン殺人事件を扱っている。
特にハロウィンパーティの会場を間違えて射殺された事件に
おける著者の見解が興味深い。その他,33人の若者を殺した
ジョン・ウェイン・ゲイシーと17人を殺害したジェフリー・
ダーマーとのインタビューは所々正視出来ないグロテスクさ
である。プロファイルとしては前作の方が専門的で面白かった かな。
ハヤカワ
文庫
エホバの証人の
悲劇
ものみの塔教団
の素顔に迫る
林俊宏 あたし的にもうオカルト熱は冷めてるんだけど未読だった
ので読んだ。内容は以前に読んだエホバものと同じだが
この著者は妻がエホバの証人で数年前に救出に失敗している。
まあ、宗教についてのコメントは避けたいんだけどみんな
もっと自分の頭で考えろよって感じかな。
わらび書房
M馳星周 この連作は彼の作風の中でもエロス、妄想、倒錯などが
テーマになっているがその全てが乾いていてどこまでが
現実で妄想なのか読者を錯乱させる。彼の作品は過激だが
どこまでもドライで現代の少年の掴み所のない心の闇を
描き出している。
文芸春秋
援交から天皇へ宮台真司 「野獣系で行こう!」が面白かったので内容見ないで
買ったら、様々な小説、漫画、写真集などに著者が
書いた解説集だった。
ブルセラ(死語汗、テレクラ、売春など風俗論、郊外論
宗教論、国家論までノンジャンルなフィールドワークを
展開する社会学者宮台氏の天皇論はあたしの頭が悪い
せいか、著者のこねまわす理屈のせいかよくわからな
かったけど、宮崎駿の描く少女がホンモノじゃないとか
洋楽と横並びになったJ-POPを聴くのはバカだとか
相変わらず 面白い発想で世の中をぶった斬ってくれる。
性風俗を語るには膨大な実体験をこなせと推奨するこの人の
風俗論はだからどうなのよ?と突っ込みたくなるが
「結婚と非結婚の境界が曖昧になり、安楽死が許容され、
自殺と死の境界が曖昧になり、快楽追求の性の増加で
SEXとマスターベーションの区別が曖昧に、サイバー
スペースの発達で人間相手のコミュニニケーションと
機械相手の非コミュニケーションの区別も曖昧に
なると タブーが消える。
すると結婚への夢、性に想いを託す、死への想い
コミュニケーションへの想いなどロマンティックな
営みがよりしろを失い・・」という説はすごく
同感できる。
朝日文庫
燕雀庵夜咄波津彬子 病弱な少女が危険な目に合う時 現れる亡くなった母。
その母が消える日は・・・「面影の花闇」
悲しげな眼差しの幽霊の絵を描いた若手画家に
会いに行った館は美貌の未亡人が画家志望の青年達を
応援するために下宿させていた。幽霊はその館の土蔵に
消えるという・・「秋宵・夢語り」
「薄紅色の芙蓉の花の下には支那の少女が似合うだろう」
上海からコレクションの一つとして異国の地に
連れられきた少女の運命は・・「芙蓉花抄」
母は何故幼い息子に決して故郷に戻ってはいけませんと
言い残したのか・・その謎を解くため大人になった少年は
数十年ぶりに忘れたはずの生家に還る・・・「海の記憶」
父の後妻を愛する青年は、義母の連れ子だった弟に会うため
療養所を訪ねるが・・「ほととぎす」
ふと出会った甥の若い妻に請われてある屋敷の集いに
参加するが数日後・・・・「幽霊屋敷」
現世に残したものをただ静かに想い続け、誰かが気づいて
くれるまで待ち続け、その存在に気付いた者がそっと手を
差し延べるまで・・・(コミック)
朝日ソノラマ
オーケンの
散歩マン 旅マン
大槻ケンヂ 海外編と国内編に分かれてインド、カルカッタ、セブ島、
NY諏訪湖、恐山、仙台、熱海などいろんな所へ行く話なん
だけどちょうど筋少が永久休止状態になった頃のエッセイで
オーケンがあんまり元気が無い。ファンにもらった快獣
ブースカが気に入ってクマのプーさんから剥ぎ取ったTシャツ
を着せて何処へでも連れて行ってて可笑しい。
Gakken
オーケンの
のほほん日記
1992-1995
大槻ケンヂ タイトル通りおーけんの’92〜’95までの日記。何かぶ厚くて
なかなか読めない。前半はUFO、オカルトの超現象系の本に
ついてとか後半は神経症になって医師からUFO系の本を辞める
ように言われて格闘技に凝ってる。hide(X)の名が時々出る。
それにしても巻末のインデックスにも載ってるけどオーケンって
すごい読書量&映画鑑賞量である。
ぴあ
オーケンの
のほほん日記
ソリッド
大槻ケンヂ 前巻でノイローゼ?を患ったおーけんの1995〜1998までの
日記。医者にUFOを止められたおーけんは空手道場に勢いで
入門する。それから延々とシャーロック・ホームズについて語り
中盤から筋肉少女帯の「ネタ切れ」「馴れ合い」「経営優先」に
嫌気がさして悶々と解散を悩んでいる。付録に高校時代の
日記が付いてるんだけど10年後の日記とあまり変わらない
(^^;ロックミュージシャンでも片思いするんだ…
ぴあ
オカルト
でっかち
松尾史 もう世間的にも私的にもブームが終わったオカルト対策本。
って心霊現象、占い、新興宗教、UFOなど超常現象の数々を
並べてつまりは「疑う者は救われる」と。「何でもかんでも
素直に信じるのは辞めましょう」というだけの本。
朝日文庫
弟切草
長坂秀佳
ゲームデザイナー公平は恋人奈美とのドライブ中に事故に遇い,
嵐の中辿りついた妖しい洋館で二人を襲う戦慄の恐怖・・・
弟切草の花言葉は「復讐」
ゲーム「弟切草」を本にするに当たって著者はコミック
タッチの恐怖仕立てにするつもりが角川ホラーから出版
される事になって二重三重構造のだまし絵のような作品に
仕上げる事に成功したと語っているが確かにゲーム感覚の
ストーリーは上出来だがコメディタッチが入る度に恐怖度
がしらけて結局ゲーム攻略本に終わって小説レベルに
至らなかったのが惜しい。著者には悪いが書き手が変われば
もっと面白い本に仕上がっていただろう。ちなみにゲーム
自体はプレステでパワーアップして再販されている。
角川ホラー
文庫
柳美里 何気無しに買ったけどこれって性小説なんだわ(^^;
体の器官を目、耳、爪、唇、肩、腕、指、手、脚、声、
背中…と分け、各器官をテーマ別に自らの男性経験と
その合間に断片的な小説を挿入しているのだがどこまでが
現実でどこからが幻想なのかわからない独り言のような
小説。この作家の他の作品を読んだ事が無いのでもう一つ
把握できない。特に感想無し。
メディア
ファクトリー
大まかに
生まれた女
いのうえ
さきこ
しょーもないとわかっていつつ,このタイトルに何とも言えぬ
親近感を感じてしまって買ってしまった(ーー;
しかし,これは一体・・・・・・・・・・・( ̄▽ ̄;
うーん、どう解説したらよいのかよくわからないんですが,
つーか絵と字がきちゃな過ぎてちゃんと内容が把握出来てない
んですね汗
著者はライター,イラストレーターなど7社を転職し,PC編集者を
目指す?謎の漫画家って途中からいきなりヨコになったり
読みにくい(;;)後ろから読めとか(;;)まともな絵はトト醤油
(わかります?(^^;だけという・・・面白いけど非常に
わかりにくいという感想に終わります(;;)(コミック)
ソフトバンク
パブリッシング
オーランドーヴァージニア
・ウルフ
18世紀英国、美少年オーランドーはエリザベス一世に
薔薇水の鉢を捧げ、女王の寵愛を受ける。
オーランドーはロシアから来た姫君サーシャと恋に
落ちるがサーシャは捉えどころが無いまま、オーランドーは
失恋する。失意のオーランドーは7日間昏睡し、目覚めると
創作熱に憑かれて詩人になろうと、当時人気作家だった
ニック・グリーンを館へ招待するが散々な批評をされ
奇怪なルーマニア皇女にストーカされ、トルコへ大使として
逃れる。秘密裏にペピータと結婚して数人子供が生まれている。
暴動が起きてまたも7日間の昏睡に陥ったオーランドーが
目覚めると彼は女に変身している。
貴婦人としてロンドンに帰ったオーランドーは恋を求めて
社交界に出入りするが求めるものは得られない。
19世紀オーランドーは相変わらず重症のメランコリック、
及び文学罹患者で、時代の風潮「結婚」に憧れ、ヒースの
野で偶然出会った冒険男とたちまち恋に落ち、結婚する。
夫は南西の風が吹くと海に去る。
20世紀 オーランドーは男児を生む。

という風変わりでまったりとしたストーリーなのだが
その中には何重にも隠し絵が存在するのである。
一体オーランドーとは何者なのだろうか・・・
「オーランドー」は女流作家ヴィクトリア・サックヴィル・
ウエスト(ヴィタ)に捧げられている。
ヴィタは現在もロンドン郊外に残る館ノールで育った。
祖先はアン・ブーリンの甥で、エリザベス一世の従弟だった。
「オーランドー」はサックヴィル家代々の伝記と重なっている。
と同時にヴィタの伝記でもある。
25才で結婚したヴィタは2人の息子に恵まれるが、少女時代に
出会ったヴァイオレット・ケッペル・・トレフュスと
同性愛に陥り、二人はパリに駆け落ちする。
ヴィタは19世紀のオーランドーのように男装してジュリアンと
名乗り時に女の格好でロンドンへ帰っていた。
「オーランドー」の中の3枚の挿絵はヴィタのポートレイト
である。
男でもあり、女でもあったオーランドーは両方の性を
知っているので女になってからコミカルに女性の地位
向上を訴えているのが興味深い。
ヴァージニア・ウルフは「ダロウェイ夫人」などの著者だが
ヴィタとは数度 同性愛を交わしていたそうである。
持病の精神病のため、ポケットに石を積めてサセックスの
ウーズ川で入水自殺した。59歳であった。
図書刊行会
オヤジどもよ!中村うさぎ 前作「屁タレどもよ!」で芸能人を叩きまくった
うさぎ氏、「次はオヤジの悪口でイキマスカ?」の
安易な発想でこのエッセイを書きはじめたそうだが、
うさぎ氏は自分こそがオヤジだと気付いてしまう。
彼女の買物依存症及びホストクラブ通い(ホストクラブ
って朝の4時に開店するんだって!
には様々な要因が存在する事が最近の著作で明らかに
なりつつあるうさぎ氏。
相変わらずかなり変で大好きだけど、うさぎ氏だんだん
真実に近づきつつある。
「男は女に支配される事を望まない
対等な関係が結べないのはむしろ男である。
恋愛において仕事において女が自分より抜きん出る事を
嫌がるのは男である。
男が男である事の呪縛から解かれる時、初めて男と女は
対等になれる」
要するに女の意識は進化しつつあるのに
男は相変わらず、虚勢の自我とプライドを固持している。
(一部私情入り)
今どき 男に従順な女なんかほとんど存在しないのに
でもそれは男性優位社会の名残もあるが、息子に尽くす
母親が原因ではないか?(かなり私情入り)
フィールドアイ
御直被板谷
利加子
著者は'92から神奈川県警察性犯罪捜査係(婦警のみで構成)で
指揮をとる刑事。平成8年十数軒の強盗婦女暴行事件の被害者
である仮名松井佳恵と板谷婦警の往復書簡。犯人2人は懲役20
年<の判決が出たが被害者がそれで救われる事はなく強姦とは
精神の殺人である。この事件により恋愛をし,結婚して子供を
育てるという若い女性の漠然とした夢は打ち壊され,男性と性に
関しての恐怖心は消える事無く,一生その傷と向かい合う。何故
人を殺してはいけないか,何故強姦してはいけないか・・・それ
は何の咎も無い被害者の人生を破壊し,その生を剥奪するから
である。
角川文庫
「女対女」の
深層心理
石井浩之 副題「自己チュー、裏オモテ、勘違いに克つ」って
またしょーもないはうつー本にだまされたあああああああ
ほんとにこの手の本ってタイトル上手いよなー
もう買わんとこっと。
中身?初めは最近OLの間で急増しているというストレス病で、
まず昼休みが来るのが怖くなる。それはランチを1人で食べていると
周囲の目が気になって仕方ないから、かといって誰も誘えないし、
誘ってくれない。こうして軽いうつ病となり、会社も休みがちになる」
とかなんだけど途中から何故か著者の催眠療法の自慢話になってる ( ̄▽ ̄;
光文社
カッパ
ブックス
カイヤへ!川崎麻世 ジャニーズ事務所のアイドルからミュージカルスターに
なった川崎麻世の半生と愛妻?恐妻?カイヤとの愛の
物語。前に浮気でカイヤからメッチャ怒られてたのにまた
最近一夜妻で揉めてたな。懲りないね。っていうか芸能人も
大変なのね(^^;
マガジン
ハウス
S・シェルダン この人の暫く読んでなかったけど毎度の娯楽もの。
精神分析医ジャドの患者が、次に秘書が、探偵が殺され
ジャドも狙われ,ジャドを逆恨みしている刑事からは犯人に
仕立てあげられる中 彼は必死で犯人を探すが・・・
アカデミー
出版
影男
陰獣他
江戸川乱歩 江戸川乱歩は「黒蜥蜴」をTVで見てからハマって全巻読破。
あたしが鍾乳洞マニアなのは乱歩の影響なのよね。何故か
乱歩の妖しい世界を想像するから。全部お薦め。

角川文庫
崖っぷちだよ,
人生は!
中村うさぎ 「ショッピングの女王3」なんだ、この表紙わ。
まっピンク!ムチムチに小太りした女がミニのキラキラドレスで
後光がさしているでわないか、これ誰?汗
バーキンはジェーン・バーキンのために作られたバッグなのか・・
ケリーはグレース・ケリーがご妊娠の時にお腹を隠すために
作られたバッグなのか(@_@)
うさぎはついに自分の買い物依存症を東電OL事件と結び付け
前夫と広告業界のオヤジから受けたトラウマが原因と分析
( ̄▽ ̄;
どうでもいいけど前よりちょと元気無いけど(時々反省してるし)
このエッセイは面白いです、やっぱうさぎは買い物しなきゃななー
(いと無責任、さーて出版中止になってネットで売ってるつー
エッセイでも買うかー
文藝春秋
風と共に去りぬ
1〜5
マーガレット
・ミッチェル
ご存知、映画の原作。映画も傑作だが合わせて原作を読むと
スカーレットとレットの男と女の心の機微が繊細に描かれている。
お薦め。ちなみに数年前出版された続編は駄作
新潮文庫
風のジャクリーヌヒラリー・
デュ・プレ
ピアス・
デュ・プレ
1987年に42才で亡くなった天才チェリスト、ジャクリーヌ
・デュ・プレの物語。前半は天才チェリストとしての輝かしい
成功の話、後半は不治の病MSとの闘病から死までで
かなり悲惨。家に生まれた天才に全身全霊で献身する
家族の喜びと犠牲。姉は演奏活動と指揮者であり、
ピアニストであるダニエル・バレンボイムとの結婚生活に
行き詰まって躁鬱状態に妹になった妹に愛する夫までをも
与えてしまう。映画ほんとうのジャクリーヌデュ・プレ」の原作。
ショパン
片づけられ
ない女たち
サリ・
ソルデン
買い物依存症,慢性疲労症などボーダーレスちっくな病名が
どんどん出て来る中,ついに出ましたADHD(注意欠陥多動性
障害)&ADD(注意欠陥障害)これまた何処までが本人の性格
か病気か・・・要するに持ち物,部屋,頭の中さえも片づけら
れず生活に支障が出ている女性を対象とした心の病。うーん
あたしも片づけ嫌いで時々夜中に急に思い立って片づけたりする
変なやつだけど別に生活に支障は出てないよな。(出てないと
思ってるのはあたしだけだったりして)でもこれって医者も診断
つけにくいし,また一種の流行で終わるような気がするのは
あたしだけでしょうか?
WAVE出版
神様はいますか?田口ランディ サブタイトルが「人生相談」で目次も一応 質問形式なんだけど
答えは無い。本書には田口ランディの脳内から放出される
ふわふわとした実体の無い取りとめもない考えが何処までも
行っちゃってて・・それでもこのエッセイを読んでしまうのは
田口ランディが無理していなくて、全くもって偉そうになんて
書かなくてすごく自然体で読んでいる内にそうだよなと共鳴する
のと結局は一緒に考えている自分に気付くのだけど多かれ
少なかれ皆なが考えていそうな感じが魅力なんだろう。
マガジン
ハウス
神は銃弾ボストン
・テラン
前妻とその夫をカルト集団に惨殺され、愛娘を拉致された
保安官ボブとカルト集団を抜けたジャンキー、ケイスが娘を
奪還する為にカルト集団に戦いを挑むという話だが、パルプ
ノワールと呼ぶには文学的でサスペンスあり、心理劇あり
アクションありの濃い小説。
ちょっと難解な個所もあるがスピーディーで読ませる。
教祖サイラスがハンニバルのレクターを連想させるのはあたしだけ?
文春文庫
仮面の国柳美里 著者は1997年2月4書店で予定していたサイン会を右翼を
名乗る男から中止要請の脅迫を受け,書店側の意志で
サイン会が中止になったのだがその後,小林よしのり氏らが
「ゴーマニズム宣言」などでサイン会中止が言論弾圧では無いと
著者をバッシングした事などから著者は言論及び表現を内側から
侵食し,隠蔽する「仮面」について及び様々な時評を書く事に至る。
ただ著者自身,言論という物が空論に過ぎない事も自覚している。
須磨区少年殺人事件,伊丹十三氏の自殺,朝鮮人従軍慰安婦,
北朝鮮拉致事件,児童虐待に対する刑の軽さ,朝日新聞の報道,
憲法と日米安保条約における日本の矛盾と欺瞞について論じて
いるが果たして全てに賛成する事も無く,文章の簡潔さに欠ける
個所がある事を否めない。でも女性が書いた時評は珍しいし,
作家で有りながら自らの考えを明確に記した著者の勇気には
尊敬する。
新潮文庫
唐人屋敷波津彬子 全身黒のスーツでビシッと決めた唐人の血をひく
いい男ローレンスの仕事はおはらい師。
曰く有りげな古い館へ赴いては悪い霊は祓い、時にいい霊は
彼を慕って家までついて来てしまう。
もののけなぞ大嫌いだった友人アーネストはひょんな事から
ある館の池に棲む中国西湖の湖君龍王の娘と愛し合うように
なりローレンスの助手となる。
これ なかなか面白い、笑える。
父からの価値ある骨董品の数々を受け継いだウィリアムは
骨董品に興味が無い。だが遠い幼い日、父の中国庭園で
不思議な東方の人に会った想い出があった。
「東方からの客人」も情緒がある佳編。(コミック)
朝日ソノラマ
カリスマ 上新堂冬樹 新興宗教の教祖神郷の所業の数々。しょーもなーつまんなー
オウム真理教と麻原の事件をほぼそのまま脚色したもの。
下品な駄作。下巻買う気無し。
徳間書店
カルトの子
米本和広
オウム,統一教会,ライフスペース,ヤマギシ会,エホバの証人など
世間を賑わすカルト教団だが,話題に上るのはその教祖と
構成員である。今まで問題にならなかったカルトに自分の意志と
関係無く親によって引きずり込まれた子供達の実態を暴くのが
本書である。著者がかつて取材したオウムのヤマギシの
統一教会の子供達はどうなったのか。著者はヤマギシ会の
特講を受けた経験があるが彼自身,暫く解離状態に陥る程
セミナーは強烈だったそうである。正解の無い質問を何時間
もの間突き詰められると人は我執が無くなる。
金,地位,子供などへの全ての執着も無くなる。我執の無い
人間を人と呼べるのだろうか?その自分の意志を無くした人間を
一つの思想によってコントロールするのは非常に危険ではない
のか?心の崩された状態を精神医学では解離状態と呼ぶが
症状が進めば解離性離人障害になる。
が解離状態では日常生活の変化はほとんど無い。
今までヤマギシの子供達への虐待は隠蔽されて
きたが1998年に三重県が行ったヤマギシ学園の生徒への
アンケートが巻末資料として付記されており,興味深い。
カルトの子供達は早くから親から離されたり,虐待されたり,
栄養不足,愛情不足でカルトから出た後も深刻な心のトラウマに
苦しんでいる。私自身はいくら親が良かれと信じる宗教に
未成年の子供を巻き込むのは間違っていると思う。
宗教というものは子供が自分の意思で判断できる様になってから
選ぶものではないか。
文芸春秋
カルトの正体別冊
宝島編
”カルトとは、ある人物或いは組織の教えが絶対であると教え
込み、基本的人権や憲法の精神を否定し、法違反を行う集団で
ある”取り上げられているのはライフスペース、親鸞会、エホバ
の証人、法の華、統一協会、ヤマギシ、イエスの箱船、オウム
真理教、頚正会など
宝島社
キアラ1〜森園みるく 1989年パリ、デザイナー、カイン&アベルに見出された
モデル、キアラは元N・Yのハーレム出身の高級コール
ガールだった。
17才という若さで類まれな美貌と魅惑的な肉体を駆使する
キアラの目的は・・。これは面白いかも(コミック)
小学館
キアラ
4〜6
森園みるく 行方不明になった恋人ニーノを探す為に有名デザイナー、
カインのスーパーモデルになったキアラは大物デザイナー
ラリックのスキャンダルを暴き、ニーノを救い出すが彼は
手紙を残して去る。キアラを愛するカイン、そしてキアラの
恩人である高級コールガールクラブの経営者セルマ・・・
相変わらずシビアな森園みるくの突極のサスペンスラブストーリー。
(コミック)
祥伝社
消えた子爵夫人アン・
シュリー
恋多きリンフォード子爵は6年前に16才の妻が失踪した経歴を
持っている。ある日伯母に紹介された未亡人エミリに惹かれるが
・・・ここでもうストーリーが読めてしまうという汗
ハーレクインヒストリカルはたまに読んでたけどやっぱ
ワンパターンのままだな(売り
ハーレ
クイン
偽善系
やつらは
ヘンだ!
日垣隆 IE,郵便局,年金,偏差値,少年犯罪と死刑,裁判官の不条理,20
世紀に出版された100冊の迷著を切るっていうかこの人怒って
る。著者は15才の時に仲が良い弟を意味も無く13才の少年に
殺害されたという過去を負っている。加害者は13才という年齢
から少年院にも収監されず,事件後普通に登校を続けたそうで
ある。日本は強盗放火は5年以下,1人殺して8年など,世界で1番
刑罰が軽い国である。死刑を廃止すると無差別にどれだけ殺人を
犯しても犯人の命は保証される。無期刑は30年と計算されるが
20年が実質である。成人は更生しなくても少年は更生するという
少年性善説がある。しかし実際は成人も少年も5割の確率で再犯を
犯している。著者は死刑を煽っているのでは無く厳罰化が犯罪を
減らすとも考えていない。どれほどひどい殺人を犯してもその
凶悪犯人の命は国税で守るという正義に反した矛盾を指摘して
いるのである。100冊の名著の矛盾の章は私も同感で興味深い。
文芸春秋
北朝鮮
はるかなり
上・下
ソンヘラン 著者ソンヘランは1935年,日本植民地時代のソウルに生まれた。
1945年,第二次世界大戦で敗北した日本が撤退したが 南は米国,
北はソ連が駐屯し朝鮮半島は南北に分断 された。
1945年先祖代々受け継いで来た土地を全て小作人に 与えて
父母は北の社会主義に憧れ共産党に入党した。
1950年朝鮮戦争が勃発し,熱烈な革命家の母は家庭を 祖母に任せ,
単身三十八度線を越え入北,武装ゲリラ 養成所に入り,
政治工作員としてソウルに派遣される。
その後ヘランと妹ヘリムは母と共に北へ入るが朝鮮戦争敗北の
責任を南朝鮮共産主義者に転嫁するため, 1953年から厳しい
弾圧が始る。
が女優となった美貌の妹ヘリムが金正日に見初められ,前夫と
離婚して金正日の妻となり,母は孫正男の世話,
ヘランは家庭教師となり,二人の子供を連れ官邸に入る。
物質的には何不自由ない生活だが外の世界に出る事も ままならぬ
高級監獄生活は約20年続く。
わかりにくい箇所が多いが朝鮮半島が分断される前から
ごく最近までの実情,及び金正日と家族として暮らした 様子など
貴重な文献であり,著者は北も南も平等に どちらを憎むでもなく
冷静に両国を見ている。
太陽政策の影響で韓国で出版された本書は当局の検閲を 受けて
多少の削除などがあったようだが日本語版は原本の ままだそうだ。
著者が朝鮮半島に戻れる日はいつ来るのだろうか。
文芸春秋
北朝鮮拉致
工作員
安 明進 北朝鮮が日本人を拉致する理由は「南北に分断された
朝鮮半島を赤化統一するためには朝鮮に苦痛を与えた
日本の犠牲は当然である」という金日成体制の主張である。
金日成政治軍事大学で過酷なスパイ訓練を受けた著者は
逆に韓国へ亡命する。能登半島から新潟アブナいそうです
海岸で遊ばない様にしませう。自らの命をかけて綴った
衝撃の北朝鮮。著者は北朝鮮では「存在しない人物」と
発表されているそうである。
徳間文庫
鏡花夢幻波津彬子 「天守物語」「夜ヶ叉池」「海神別荘」という
あたし激愛泉鏡花3作品の漫画化。
原作を知っていると怖いものがあるけど
「天守物語」は玉三郎のがかなりいい雰囲気だったし
波津彬子さんはコミックとしてはかなりの線ですが
(特に「海神別荘」の若様vvv)
やっぱ原作がよいです汗(コミック)
朝日ソノラマ
金正日の
拉致指令
石高健次 1970後半〜1980前半にかけて世界で相次いだ誘拐や拉致
事件はアメリカを韓国から追い出し、孤立させるのが目的
だった。韓国で革命を起こし朝鮮半島を一括するための対南
工作。TV朝日のディレクターである著者は日本で起きた拉致
された息子や娘の親を捜し出し、親たちのネットワークを作り
北朝鮮のスパイをとことん追い詰め取材し国家の問題にまで
提議した渾身のルポ。
朝日新聞社
KISS XXXX 1〜5楠本まき DIE KUSSEの美形VO.カノンと可愛いかめのちゃんの恋を
中心に<描くロックバンドの世界。この漫画ってHAKUEIが
好きだったってほんと?カノンってHAKUEI似てるしぃ。
情報求む。楠本まきハマってます。(コミック)
集英社
90くん大槻ケンヂ 90年代に起こったいろんな事をオーケンが切るっつーか
天皇即位、X JAPAN、宮沢りえ、お立ち台ギャル、幸福の科学
サイババ、プレステ、オウム、セナ、大仁田厚、酒鬼薔薇聖斗
林ますみ、ジャイアント馬場などなど。最近のオーケンの本の
中では面白かった。
角川書店
グッバイ
・マミー
ケニー
・野村
副題「母・野村佐知代の真実」とあるように所謂内輪暴露本。
というとケニー氏の本意は、野村佐知代から愛どころか
母と思えぬ数々の仕打ちが故に「教育」について議論する
資格は野村佐知代には無いという事実を世に知ってもらう目的で
出版したそうである。アメリカ人の前夫との間に2人兄弟を
もうけ、野村監督の子を妊娠して略奪という形で結婚し、
野村監督の前妻はノイローゼになり、若くして死亡、ケニーの
実父も全て奪われて捨てられ自殺という廻りを不幸にして
のし上がっていくタフな女というイメージ。
男と金に貪欲で嘘八百ともう始めは笑って読んでいたが
やっぱ最後はどろどろの悪口大会。
言わば平成版猛女悪女伝に並ぶかもしれないツワモノである。
新潮社
暗闇へのワルツウィリアム
・アッシュ
コーヒー商社の経営者ルイスはこれまでまっとうに生きて来た
中年男である。彼は37才で独りぼっちだった。そして通信交際会で
知り合ったジュリアと文通を交わし、ついに彼女を妻に迎える事に
なった。ところが船着き場に降り立った女は写真のジュリアとは
似ても似つかない若く天使のように美しいブロンド娘だった。
ルイスとジュリアは新居で新婚生活を始めるが・・・
美女に翻弄されて階段を転げ落ちるように堕ちていく男を 滑稽
かつ哀しく描く。
アイリッシュの作品は始めて読んだが時代は古いが文章の
わかり易さと読者を引き込んでいく上手さは見事。
「プワゾン」というタイトルで映画化されるそうである。
ハヤカワ
文庫
くるぐる使い大槻ケンヂ 著者曰く史上初の「超常現象青春小説」(笑なんだそう。
つまりオーケンの大好きな超常現象と思春期の悶々が合体
したものと言うか。UFOに誘拐されて胸に器具を埋め込まれた
と主張する妹、予言力を持っている頭がイカれた少女が
大道芸をするという寺山修司系の話、少女に取り憑いた
のは悪霊なのか妄想なのか、現実逃避少年の話(モロ
江戸川乱歩に影響されてる?)、臨死体験で全世界的
有名人になったいじめられっ子の少女。
超常現象はオカルト派と合理主義派(心理学科学系)の
極端な対立ではなく、その現象に左右される人間が
面白いのだと主張するオーケンの摩訶不思議ワールド。
これって精神不安定状態で読んだらアブナイかも
角川文庫
クレオパトラ
氷の微笑1
森園みるく
原作
村崎百郎
人里離れた豪邸に招かれた売れないAV男優はそこでKと呼ばれる
謎の美少女のSEX指導員としての任務を与えられるが・・・
ここまで読むとこれはSM漫画かと(^^;
性の奴隷化されたKを愛してしまった男優は一緒に逃避行に出るが
全てはある財閥の計画した綿密な後継者育成プログラムだった・・・
森園みるくの描く女凄い妖しくてあたし好み、こんな絵描きたいな
(コミック)
ぶんか社
クレオパトラ
氷の微笑2
森園みるく 大道寺グループの次期総裁候補である美貌の実業家、圭子。
弟の京也を推す一派の中でも教育係である鏡子は、愛する
京也が密かに姉を愛している事を知り、圭子抹殺の罠を
次々と仕掛けて来るが、圭子とその護衛隊、殺し屋氷室、
格闘技のプロ耀子、女装でコンピューターを駆使する雅美が
応戦する。
「ほんとうにあった怖い話」連載のあだるてぃーコミック。
待望の2作目、しかし扉絵が前より、美しくない汗
ぶんか社
黒い豹デボラ・
シモンズ
1792年 フランス。革命後 没落した伯爵令嬢ドミニクは
屋敷を追われ、身分を偽り、侍女テレーズとパリの宿屋で
お針子として働きながら、投獄された父デュモン伯爵を
密かに探していたが、厩番の口が聞けないアレクサンドルに
惹かれる・・あたしが好きな義賊の恋
まあまあ面白かった。
ハーレクイン
ヒストリカル
ロマンス
黒魔術の女森村誠一 OLが局所を切り刻まれた惨殺死体で発見されるという
事件が起きるが捜査は難航していた。
財閥の娘として大事に育てられて来たとき子は幸せな
新婚生活を送るはずだったが、そこに忌まわしい男が
出現する。
幼い頃の黒ミサの儀式の思い出、父中道と"国際神秘学会"
の関係は?・・いくつもの事件が重なり合って衝撃のラスト
まで一気に読ませないがまずまずの推理サスペンス
徳間文庫
Kの葬列TU楠本まき とあるアパートメントの住人Kの死体無き葬列。
不思議な住人達、モルクワァラの集配人いぢわるな美少女と
その母いつもバスタブに浸かって水中眼鏡をかけている青年、
中世フランス貴族の格好をした肉屋、謎の美女、中年の技師。
Kの部屋301号室に越して来た少年ミカヤ…楠本まきの耽美な
サスペンス。(コミック)
集英社
刑務所の中花輪和一 子供時代からの趣味が昂じて知人から本物の銃をもらって拳銃
不法支持により3年間服役した漫画家の著者が刑務所内の生活
を細部にわたって漫画で記録したもの。なんか絵が古臭い〜(笑
毎日の食事のメニューを明確に再現している(けっこう栄養を
考えた豊富な食事。っていうか主に食べる事しか楽しみが無い
ので食事のページがほとんど(^^;あたしはこんな整理整頓の
四角四面な生活は出来ないな。しっかし2ヶ月で第5刷も売れる程
面白いか?ってあたしも買ってるけど。ちなみにJ書店ベスト9位
だった。(コミック)
青林工藝社
けだものジョン・
スキップ
クレイグ・
スペクター
愛する妻カレンと離婚し、そのショックから立ち直れない
シドの前に突然現れた謎の美女ノーラ。至福の一時の後、
二人の元を訪れたのはノーラを執拗に追う人狼ヴィクだった。
スプラッタパンクホラーとは血まみれ映画&爆走音楽という
80年代若手ホラー作家が描くエロス&バイオレンスの小説、
映画を指す。古典的なホラーは被害者側の恐怖から描かれるが
スプラッタパンクホラーは加害者側の恐怖を描き、バイオレンス
殺戮シーンなどで恐怖心を起こさせる。で面白かったかというと
発想は奇抜で面白いがもっとノーラの過去,ヴィクとの出会いなど
で第1部があってもよかったのではないかと思った。ホラー小説
なのでそこまで求めるのは無理か・・・
文春文庫
煙の中の肖像ビル・S・
バリンジャー
1940年代、シカゴ。ダニーは祖父から2500ドル受け継ぎ
借金取り立て業の代理会社を買い取る。
そこで彼は10代の頃 海辺で見かけた美少女そっくりの
古い新聞の切り抜きを見つけ、クラッシー・
アルマーニスキーの足跡を執念深く探し求めて行くと
いう物語と並行してクラッシーの謎に満ちた半生が
語られるのだが2人の運命は交差するのか・・
衝撃的ラストまでは、だるい古典的サスペンスドラマ。
創元推理文庫
けものみち松本清張 ここから下は10代に読んで面白かった本です。
病気の夫を家ごと焼死させて行方を絶った民子を追う久垣刑事
は彼女が政財界の怪実力者鬼頭の女になっている事を突き止め
るが殺されてしまう日本の権力機構の中で蠢く悪と情痴のドラマ。
松本清張で1番好きな作品。
角川文庫
恋人と呼ばせてメアリ
・クラーク
ある形成外科で続けて同じ顔の美女を見た検事補ケリーは
その顔が10年前の殺人事件の被害者シュザーンと瓜二つだと
気づく。シュザーンを殺したのは誰か、ケリーの捜査の
洗い直しは出世と娘ロビンを危機に・・・
愛する者を我が手に永久に置きたいというピグマリオン的
心理が興味深いサスペンス佳作。
新潮文庫
氷の微笑3森園みるく 父から大道寺グループの次期総裁に任命された
女性企業家大道寺圭子は反対勢力に立ち向かって行く。
原作がサディスト村崎百郎氏のせいかせいだ。
ますます毒味が強烈になって絵も何だか男性コミック調に
なって来てさすがの私もちょっと引きそ汗(コミック)
ぶんか社
9つの夜の扉波津彬子 この世のものでない者と生きとし者の束の間の交錯する
運命は儚く、美しく哀しい。
生きる人を慕い、一途に想う純粋な心が切ない。
絵的には「夜の瞳」の部屋の隅の影から浮き上がる黒服の
悲しい眼をした青年が好き。
どの話ももっとその続きが読みたいと思う瞬間終わる耽美
幻想的な9つの短編(コミック)
朝日ソノラマ
心閉ざされてリンダ・
ハワード
祖母ルシンダが仕切るアラバマ州の名家ダベンボートで
育ったウェッブ、ジェシー、ロアンナ。
ロアンナは幼い頃からウェッブばかりを見つめていたが
ウェッブはジェシーと結婚してしまう。
そんな中 ジェシーが殺害され、嫌疑をかけられた
ウェッブは屋敷を出て行く。
10年後、死期が近づいたルシンダはウェッブを呼び戻すが
屋敷は不穏な空気に包まれていた・・
著者はロマンス小説の名手。けっこうお気になんだけど
こんな女の理想を全部兼ね備えた男性いるのかと
笑っちゃう位男が出来過ぎ。
ハーレクインで物足らない人にお薦め。
二見文庫
ゴシック
テイスト
暗黒世界への
中野善夫
井手亜紀子他
副題「ゴシック・ロマンスからホラー、ゴスロリまで
闇を耽溺する者たちへのガイドブック」
前から好きだったゴシックがブームなので嬉しいあたしですが
この本はあくまでゴシックテイスト
自分が好きなように読んでしまうあたしは勝手に「ゴシック
バイブル(それは違う雑誌だろー」なぞと思い込んで
読み始めたら「千と千尋の神隠し」まであってなんじゃこりゃー
状態で中身はゴシックロマンスをさーっと流した後、DVDと本の
紹介(それもストーリー無しでいきなり感想でわけわからんて)
DVDは思いっきり著者が好きらしーウィノナ・ライダー羅列。
その後、「ヴァンパイア・ザ・マスカレード」と
「ワーウルフ:ジ・アポカリプス」についてドバーッと。
ってこんな事は本屋で見ればわかることか。
アトリエ
サード
孤島の鬼江戸川乱歩 平凡なサラリーマンの蓑浦にやっと出来た恋人初代が
何者かに殺され,蓑浦は復讐を誓い,友人の探偵深山木に
事件の解明を頼むが彼も殺されてしまう。蓑浦は前々から
自分に尋常ならぬ恋情を抱く科学者諸戸を疑うが・・・
蓑浦はその後想像を絶する恐怖に出会う事になる。
きしょい!&「モロー博士の島」に似てる!あたしは
江戸川乱歩ファンなのだが彼の小説はメジャーな明智
探偵ものなどは面白いがマイナーな作品に入って行くと
かなりアブナい妄想ワールドでちょっとついていけない。
この作品現代で発表したら差別問題で糾弾されるのでは?
角川ホラー
文庫
孤独の歌声天童荒太 女性ばかり狙う猟奇殺人に挑む女性刑事風希。コンビニで夜間
バイトするボーカリスト志望の潤平。そして殺人犯松田。3人
とも孤独でトラウマを持っている。そこに絡むコンビニ強盗事件。
サスペンスだけど犯人が言ってる事は異常なんだけど真摯で
正論な所がメッチャ恐い。
新潮社文庫
言葉でわかる
『話を聞かない男
地図が読めない女』
のすれ違い
アラン
・ピーズ
バーバラ
・ピーズ
前作「話を聞かない男、地図が読めない女」の実践版?
というか前作と内容はほとんど同じじゃないかー
男心・女心テストが付録でついてるだけじゃんかー
まあ、面白いけど男脳と女脳の図解は賛成できないな。
話が↓になるが「男がひたすら○を振っているとき、
女はそれを「愛し合っている」と言う。」と
「裸の女が目の前にいたら男は興奮するが、裸の男が
目の前にいたら女は笑い出す。」は笑えたな。
SHUFUNO
TOMOSHA
これが答えだ!
新世紀を生きるための
108問108答
宮台真司 宮台真司の人生相談かと思いきや、著者のこれまでの
思想を問答集に編集したものだった。 SEX、家庭、学校、社会、国家、宮台と分かれていて
ジャンルが多岐に渡るのと元々が批評論でコメント
しにくいのだが、非常に肯定出来る部分もあれば、かなり
胡散臭い部分もありで、特に著者が自身の失恋を克服する
ために始めたテレクラでのSEX(を追求し過ぎた)
=その分野における捉え方がかなり極端論になって
しまっている事に著者自身が気づいていない危険性。
物事を極めるのはいい事なのだが、何でも物事は極めると
見識が歪んで来るという事実があると私は思う。
自称リベラリストの著者は「周りに迷惑をかけなければ、
共同体が何をしようと、インドで妻が殉死しようが、
中東で女子割礼が行われようと 北朝鮮が何をしようと
その共同体が納得しているのであれば構わない」とのたまう
が、現実インドの女性が納得して殉死しているわけでは無く、
女子割礼の残虐さが膨大な数の女性を一生苦しめていると
いう今だ女性の権利が全く認められていない 国民が何の
尊厳も持たない共同体で全員が納得していると決めつける
のは非常に不愉快である。
要するに著者はディベートを延々と展開しているだけで
だから何?という想いが読後に残る。 自身は宮台入門書として薦めている。
朝日文庫
壊れた
おねえさんは
好きですか?
中村うさぎ おねえさんというのはもうムリがあると思うのだが汗
そろそろやめようと思いつつまた中村うさぎの新作を
買ってしまう(^^;
美容整形で何だか落ち着いて来た中村氏、闇フェロモン
(つまり普通の人が近寄らないような危険なフェロモン
・・・例えば病人とか市原悦子が発するようなフェロモン←汗)
について語り出したと思ったら、話はだんだん本当は
怖いグリム童話の解説のごとく 人間の心理について
深く掘り下げ始め、一体この人はと混乱している内に
なぜか後半はエグイ下ネタに終始して、
最後は連合赤軍の浅間山荘事件の総括はエロスだったと
いう結末で終わるというちょっと混乱した本。
で後書き見て納得、連載時の原題は「色問答、フェロモン道」
だった。
狂気のブランド買い漁り時代のエッセイは爆笑ものだったが
はっきり言って 関心がホストに移行した時点で文体が
自己の探求型(それも今だにモテるモテないモテるには
どうしたらいいのだというもう40代なんだから もっと他に
考える事があるだろー)になってつまらないんだけど
今だに懲りずに読んでいるのは、著者が普通は口にしない
心の中を全部汚物のように吐露するので、同性として
興味深いから、かな。
フィールド
ワイ
コンセント田口ランディ インターネットでコラムマガジンを6万人に配信している著者の
初小説。暴力的な父親からのトラウマを背負ったまま育った兄は
40になっても部屋に閉じこもり、心配した妹ユキは自分のマン
ションに連れて来るが行方不明となり2ヶ月後あるアパートの
一室で謎の死を遂げる。残されたのはコンセント。それから兄の
幻と死臭に悩まされるユキはコンセントと兄の死の謎を解く為に
恩師であり恋人だった心理学教授国定や同級生だった医師
山岸にカウンセリングを依頼するが…3ヶ月で11刷発行らしい
けどうーんそんな面白いかなぁ。最後にユキが死について解放
されるんだけどよくわからなかった。
幻冬舎
こんなあたしで
よかったら
借金女王の
ビンボー日記V
中村うさぎ この著者の買い物依存症ネタもそろそろ尽きて来たのか今回は
下ネタ系が多い。ってそれをバカ笑いして読んでるあたしも(^^;
しかしドルガバのキャミが50万円とは・・・
角川書店
柘榴館山崎洋子 娼婦猟奇殺人事件の現場を目撃してしまった透はショックで
正気を失う。彼を救うため、友達の風俗嬢沙季は柘榴館へ
介護人として単身乗り込むが・・・
エリート家庭の歪んだ家族関係が生む悲劇。
軽いノリだがラストが何とも不気味というかいい感じ。
集英社文庫
ザ・スコット
・フィッツジェラルド
・ブック
村上春樹 フィッツジェラルドを追って著者はセント・ポールから
モントゴメリー,ハリウッド,ニューヨークへと巡礼の旅に出る。
とう言うか私がこの本を買ったのは妻ゼルダの短い伝記が載って
いたからである。 美人ではないが人を引き付ける魅力と特異な
パワーで彼女は1920年のニューヨークで「フラッパー」という
新しい女性像を築いた。しかし小説家でもあり得た彼女はだんだん
狂気の世界に入っていく・・・
中公文庫
MPO-PSYCHO
サイコNo.1,No.2
大塚英志 多重人格探偵サイコの文庫版。小林洋介元刑事の人格に
替わって生まれた雨宮一彦。これは刑事小林の最後の事件で
雨宮一彦の最初の事件・・コミックの方が面白いかな。
角川スニーカー
文庫
サイコパス
という名の
怖い人々
高橋紳吾 サイコパス、反社会性人格障害+自己愛性、境界性、演技性を
伴う性格を持つ困った人々を指す。ここでは「須磨少年殺人事件」
「幼女連続殺人事件」「連続暴行事件」「連続殺人事件」の犯人
及び戦争とサイコパス、放火魔、電話魔、多重人格、カルト、
ストーカーを例に犯罪精神医が増えつつある異常犯罪者サイコ
パスを分析する。
KAWADE
夢新書
砂漠の女
ディリー
ワリス・ディリー 現在、スーパーモデル&国連大使として活躍しているワリスの
半生。ソマリアの遊牧民に生まれたワリスは13才の時、老人と
らくだ3頭引き換えに結婚が決まり、明け方 砂漠へ逃げ出す。
彼女は砂漠横断に成功するが・・
アフリカってTVなんかで見たら皆なにこにこしてるけど過酷
なのね。
草思社
砂漠の囚われ人
マリカ
マリカ
・ウフキル
ミシェル
・フィトゥーシ
著者は1953年モロッコでインドシナ帰りの将校ムハンマド・
ウフキルと20才年下の妻ファティマの長女として生まれ,
両親の愛に包まれ,5人の弟妹と共に幸せな幼少期を送る。
5才の時,国王に王女ラッラ・ミーナの姉妹として養女に望まれ
その後11年の歳月を宮殿で過ごす。
1961年ムハンマド1世が逝去し,ハッサン2世が新国王となり,
マリカは16才で自らの希望で家に戻る。
1972年父ウフキルが国王暗殺に失敗し,表向きは自殺と発表され
残された一家,母と19才のマリカから2才のアブデラティフら
9人は20年間の恐ろしい砂漠の牢獄で死と隣り合わせの生活を
強いられ,社会から抹殺された。著者の天性の文章の上手さで
非常にクォリティの高いノンフィクションになっており,それだけ
に人間は人間に対してこれだけ残酷になれるのかという衝撃を
受ける。が現在でも世界では彼らと同じ状況で投獄され,死んで
いく人々がいるのを私達は忘れてはならない。
早川書房
さびしいまる
くるしいまる
中村うさぎ 最近、序々に自分の自己破滅的行為の要因を探る兆しが
エッセイに見え隠れしていた著者がついに自分のダークな
部分を痛々しく独り言のようにつらつらと並べた本である。
此処で著者は以前から述べていた前夫から受けたドメスティック
バイオレンス、ボロボロになった自分を癒してくれた
新宿2丁目のオカマ友達、その頃知り合った10才年下の
ゲイの現夫、そしてトラウマから走った常軌を逸したブランド
買いから、ホスト春樹との出会いを描いているのだが
文藝に書いたように春樹への想いはホストの地位取りゲーム
だけでは無く、16才年下の春樹がどうしようもなく
好きだったと告白している。
そしてSEX無し、お互いの恋人について干渉しないと
いう条件で結ばれた夫がいつの間にか妻の想いに
気づいて深く傷ついていた事、ホストの春樹を
自分の物にしても(そんな事は起り得ないとわかりつつ)
それで満足しない自分も自覚し、結局は自分は自分の事しか
関心が無く、春樹も自分を投影したものであり、
しかし他人との接触を切に望むという著者自身が未だ
解けていない糸は他人の私にも未だ理解不能である。
中村うさぎの「自分が愛せない」という根源は前夫の
トラウマ以前からあったようだが、それは誰しも思春期に
持っている自然な感情なのだが、彼女は何故中年になっても
10代の少女のように頑なにこだわるのだろう。
それから彼女の重症の「男性恐怖症」。
自意識が強すぎるのかなあ、凡人より。
ホストクラブの客は風俗関係が多い。
自分の身を削って生きている人間がホストという
世界で自分の血肉=金を消費するという構図も興味深いのだが
(うさぎも自分のエッセイを身を削って創ったモノだと書く)
あまりに複雑過ぎた心境は現場で修羅場をくぐらないと
わかりにくい。
ひとつ、今まで優しく大人しくうさぎの言いなりになっていた
人が良すぎる現夫が春樹の一件を乗り越えてうさぎの元に
留まるかが気になるが、それはまたおいおい明らかになって
いくのだろう。うさぎは一体何処へ行くのか・・・
角川書店
「さびしさ」に
メゲない
心理学
町沢 静雄 あたしはメッチャ淋しがりなのだぁ!でこの本読む。
なぜ日本人は群れだがるのか。依存型な人は甘えが強く
愛されたい、いつも孤独を埋めるものが必要な人←これこれ
あたし(^^;孤独は心を豊かにし、さびしさは人を悩ませる。
現代において孤独とは何かを考え、想像の世界に遊び、
そこから創造性を切り開く事がとても大切なのである。って
じゃどうすりゃいいのさ、もっと具体的な答えくれー。
角川春樹
事務所
三角館の恐怖
江戸川乱歩 三角館と呼ばれる異様な建物に住む双子の老人の兄弟と
その親族。双子の父は億の財産を長生きした方の
息子に譲るという遺言を残している。
そこから長生き競争が始まり、ついに殺人事件に発展する。
ロージャー・スカーレット原作「エンジェル家の殺人」を
乱歩が翻案したもの。
最初は乱歩らしいおどろおどろしさがあるのだが、
密室殺人、遺産争いとよくある話になるので
あまりどきどき感は無い平易な推理劇。
創元推理
文庫
残虐の民族史柳内伸作 陸上自衛隊調査学校の心理戦防護課程で工作員としての
訓練を受けた著者は前書きにおいて「人間の心理の奥底に
魔物が潜んでいる。その魔物を表に出す事を阻止する為には
その正体を知らねばならない。現在は殺された被害者よりも
殺した加害者の人権が重んじられている。加害者に片寄った
人道主義に対して殺された被害者の人権は無きに等しい。
その様な事について考えてもらいたいとこの本を書いた」と
述べているが内容は必ずしもその主旨に合っているとは
言い難く(苦笑 単なる大量虐殺や様々な拷問など世界残酷史
に過ぎない。こんな本を買う私も私だが・・グロなだけの本。
光文社
残酷の眠る
グリム童話1,2
森園みるく
1巻が「欲望の迷宮」で「眠り姫」「千匹皮」「星の銀貨」
「マレーン姫」「雪の女王」など
2巻が「復讐の罠で「ラプンツェル」「手なし娘」「青髭」
「蛙の王子様」「いばら姫」などを
モチーフにした西洋版妖しの世界を展開。
心が清らかな方は不向き。
魔性、背徳、欲望、美、愛、邪悪という
言葉に反応する人向けの毒書。(コミック)
双葉社文庫
ジェニーの
なかの400人
上・下
ジュディス
・スペンサー
ジェニーは望まれない子として情緒不安定な母グラディスから
乳児期より虐待を受け、2才で母親の手によりサタンを信奉する
オカルト教団の生贄として強制的に入団させられ、地獄のような
教団の性的虐待、殺人、拷問に苦しめられ、耐え切れない苦痛
から逃れようと無数の人格に分かれていく。
そして12才から34才までジェニーはついに心の奥底に入ったまま
過ごす。そんなジェニーをセラピストのアレグザンダー夫妻が
驚くべき忍耐で統合していくのだが・・・
とても現実とは思えない衝撃的なノンフィクション。
今でもこういう人間とは思えない狂った教団が幼い子供を
犠牲にしているのだろうか。背筋がぞっとすると共にあまりの
凄惨さに読者は途方にくれるばかりである。
ハヤカワ
文庫
ジェラルド
のゲーム
スティーヴン
・キング
季節はずれの山荘で弁護士の夫の提案で
手錠プレイを楽しむはずだった中年夫婦。
だが、妻を緊縛したまま、夫は急死。
独り残された妻は死の恐怖と闘いながら必死で
生き抜こうとするが・・
とは言え、予想していたもの終始グログログロ。
ま、手錠に繋がれたままの人間の孤独な戦いだけで
これだけ人間の細かい意識を緻密に描写した長編を書く
スティーヴン・キングはすごいと感心したが
やはり 私はグロいのはだめだぁ。
文春文庫
死者との結婚ウィリアム・
アイリッシュ
17才のヘレンは妊娠していて棄てられ、サンフランシスコ
行きの列車に乗り込んだ。
彼女の前には幸福の絶頂にいる若い夫婦がいた。
その妻パトリスも妊娠していて、二人が親しくなった時、
列車事故は起きる。誤解から生まれた真実の愛の前に
自分を偽る苦しみ、芽生えた愛を見守る義母・・
やがて悲劇は起きる。
ヘレンは居場所がほしかっただけなのだ。
安全で安心できる・・それにしても・・サスペンス佳作。
ハヤカワ文庫
「実録ムショの
中シリーズ」
大阪拘置所の
10年
藤村昌之 堕本(涙
また好奇心に負けてこんな本買っちまったぜ
著者は刑務所出たり入ったりしてるお人。
冒頭からムショ暮らしのストレスで鳩虐待は当然という話から
始まって延々と堕目人間のエピソードが続くのだが
もう犯罪犯して当然な人ばかり。軌道を逸してる人同志で
常識が無いとか殺すとか言ってるし。
こんな人達はやっぱ入っといてもらった方が世の為かもな。
宝島社文庫
白い夜紗々亜璃須 19世紀パリ、社交界で「雪の精霊」と呼ばれる美しき公爵
シャルルには忌まわしい過去があった。
それは幼い頃、彼に魔性の印を刻み、いつの日か迎えに
来ると去った吸血鬼フィリップの存在である。
フィリップへの復讐を胸に秘め、悪夢にうなされるシャルルの
前にある日、謎めいた美少女リースリングが現れる。
ヴァンパイア好きな人にはお薦め☆
講談社
X文庫
ホワイト
ハート
1974 ジョーカーデイヴィッド
・ピース
1974年、「ヨークシャー・ポスト」の記者エドワードは独自に
連続少女殺人事件の調査を始めるが、事件に熱心になるほど
外部からの圧力がかかり、悪徳警官達に暴力さえ受ける。
エドワードは事件の担当から外されるが妄想と狂気に
悩まされながらも捜査を続ける。
著者自ら自著絶賛、馳星周も絶賛するイギリスノワール界
期待の新人らしいが・・・。
文章のスピード感が速過ぎて何か勢いだけで書いた小説という
印象。
ハヤカワ
文庫
自殺柳美里 著者は在日韓国人2世作家,両親の離婚,ホステスをする母親
に反発し,中学から家出を繰り返し高一で放校処分になると
いう過去を持つ。最初に自殺を考えたのが小学6年の時だそう
である。生きる意味を失ったら間違いなく自死するのは当然で
、 それでもなお生き延びてもそれは生きながらの死であると言い
切る。この世界に生き抜く適性を持つ人はおよそ純粋,繊細,
真実,清廉から程遠いものを持っていなければならない。
息が苦しくなる程真摯,かつ繊細,真面目。この人に妥協と言う
文字は無い。
文春文庫
静かなるドン新田たつお ご存知昼は女性下着会社の平社員,夜は関東最大広域暴力団
新鮮組の総長,静也。TVの方がよかったな。(コミック)
実業の
友社
疾風伝説
特攻の拓1〜
佐木飛朗斗
所十三
いじめられっ子淺川拓はZ400FXに乗る転校生鳴神秀人の強さに
憧れて無理矢理友達になるが彼は横浜外道という族のリーダー
だった。外道と九匹の猫の喧嘩に巻き込まれた拓は退学になり
横浜聖蘭高校に転校するが・・・
ってこれ久々に面白いわ(爆 所十三かわいー!(コミック)
講談社
実録・
外道の条件
町田康 自ら底辺ミュージシャンと名乗る著者が群がる外道達に憤怒し
3年間洞窟にこもって書き上げたという(洞窟にこもるかー?)
復讐も書(って大袈裟な(^^;。4編に分かれていてこの
5年間に著者をもって何とか売り出そう=金儲けしようという
胡散臭い色々な事務所に散々振り回される著者。では話に
乗らねばいいじゃないかと思うがそこは彼も根底には売れたい
のであってそこに矛盾が生じているがある時は怒り、ある時は
ボヤキのような文章が時に笑わせ、納得させる。
カバーのモノクロの著者の写真かっこいーと思ったら天才アラ
ーキー撮影だった。男性を撮ってもこの人は渋いな。
メディア・
ファクトリー
謝罪します!八尾恵 有本恵子さんを誘拐した「よど号」グループの元妻が
綴った悔恨の記。
著者は学生時代に兄の影響でチェチェ思想研究会に入った。
そこで学んだ「北朝鮮は子供が大事にされ、税金が無く
皆が裕福に暮らしている」という「理想社会」を見るために
3ヶ月の留学と信じ、渡航するが、待っていたのは
金日成主義マインドコントロールを受けた後
「よど号グループ」のメンバーとの強制結婚だった。
「日本革命村」での柴田との過酷な結婚生活で
2人の娘をもうけるが、革命家として世界各地で
革命のための人材確保の活動を始める。
結果、ロンドンで有本恵子さんを北朝鮮に連れ出す事に成功。
が日本国内で有印文書偽造容疑で逮捕、支援の会と接する内に
マインドコントロールが解け、有本恵子さんの両親に謝罪する。
が今だに恵子さんと愛娘2人の帰国の目途は全く無い。
北朝鮮での生活は今まで読んだ本とほぼ同じで今さら
驚く事も無いが、有本恵子さんを「やりがいのある
仕事を紹介する」と北朝鮮におびき寄せる経緯が
生々しく何とも恐ろしい。
文藝春秋
シャトウ
ルージュ
渡辺淳一 優秀な医者の克彦は老舗の令嬢月子と結婚するがいくら
求愛しても夫を受け入れない妻に克彦は軽軽しくも
フランスの古城で月子にドレサージュ(調教)を受けさせ
性の喜びに目覚めさせようという計画を実行する。
しかし、ドレサージュを受けて克彦の元に帰った月子は・・・
私ははっきり言って渡辺淳一が嫌いである。
本文中にもよく出てくる「身勝手であるが」という主人公の
言葉通り、かなり女性に対して身勝手というかいつまでも
実際の女とは全くかけはなれた自分の理想とする女像を
追い求めているような気がする。
まあ、こんな女もいるのかもしれないが
じゃ何でこの本を読んだかと言うとこの本が「O嬢の物語」の
パターン化だからである(O嬢は自分の意志で拘束されたが)
この手のパターンで「O嬢の物語」を超える物を探しているの
かもしれない。
しかし男というものは・・・
文芸春秋
上海ベイビー衛慧 性描写云々で中国で発禁処分となった作品。
感受性が強く、自信があり、自らの本能に忠実な、中国では
まだ珍しい女性の生き方、私生活を赤裸々に語っている。
25才のココが小説を書きながらウェイトレスをしている店で
知り合った美青年天天と同棲を始めるが彼はトラウマから
不能である。天天を愛しながら、妻子があるドイツ人と性的な
愛人関係を続けるというシンプルなストーリーだが一見大胆に
思えるココの揺れ動く心の襞を細やかに美しい文章で描いている
ので飽きずに読める。マルグリット・デュラス「愛人」を想い出した。
文春文庫
秋霖の忌波津彬子 冥婚・・死者との契りを交わすことをテーマにした連作。
暗いひたすら暗い(コミック)

朝日ソノラマ
少女古写真館飯沢耕太郎 最近、アンティークな写真を探してたんだけどなかなか無くて
やっと見つけたのが本書。文庫なんだけどね。無名の
少女写真の間に著者の「少女」についての考察が挿入されていて、
何故か巻末に少女愛とは無関係というか場違いな
伊藤比呂美氏との対談が載っているのだが、うーん、なんか
ズレてるこの2人汗
っていうかやっぱ少女写真に男は女に成熟していない妄想であれ
好きに取り扱えるモノとしての観点から見ているので少女は好き
だけど(少年も好き汗 実は隠れ少女愛好家なんだけど男の
いやらしくないと幻想なんだとか言いながらやっぱり
エロくて何かを期待しているのがあたし的には嫌なんだな。
その点伊藤比呂美は現実的だ・・・
というわけであたしは少女をモノとして観たくないから人形に
走るんだな。
ちくま文庫
情熱
チャンジャリータ
ゲッツ板谷 このいい加減なタイトルはゲッツ板谷氏のお父さん
「ケンちゃん」が付けたのでしょうか?汗
かなりくだらなーーーーーい本です(- -;
時々笑えるけど・・・
やっぱ「板谷バカ3代」を超える本は出ないのか
この本で得たものは「ゲッツ板谷サイト」を
発見した事だけっつー
双葉社
「少年A」この子
を生んで
「少年A」
の父母
1997年に神戸で起きた土師淳君及び女児殺傷殺傷事件犯人
少年Aの父母の手記。文庫になったので読んでみた。
この手の本は読んでいてあまり気持ちのよい物では無い。
感想としては「この少年の父母は時折自分達が被害者の
様な錯覚に陥っているのではないか、という事及び警察
その他から何度となく言われているように
「親としてではなく人間としてこの事件を考えてはどうか
というアドバイスに結局最後まで応えられないでいる事。
少年Aが過去に事件を起こす前兆が度々重なっているのに
結局対処できずに最悪な結果になってしまった事。
手記の印税を被害者への補償金にするのはよいがこの本を
書いた意図が不明である事(主旨がずれている)
A少年の誕生秘話など何の意味も成さないと思うし、
加害者の親としての苦しみがあるのはわかるが終始「何で
息子が?」「信じたくない」という繰り返しで、それは
この家族内での気持ちであって決して外部に漏らすべきでは
無いという事。被害者の家族はこの本を読んでも決して
癒されることは無いと思う。
文春文庫
ショッピング
の女王
中村うさぎ 今回は3千円のコンビーフ缶(松坂牛),雨の日にさせ
ないシャネルの10万円の傘,世界一使いにくい5万円の
ルイ・ヴィトンのシステム手帳,ヒールが高くて細くて
マトモに歩けないディオールの靴,質屋に通い,原稿料を
前借りし,むじんくんにもお世話になり年間2000万円の
服&バッグを買う。そして保健料(都民税も滞納している
のだが)を滞納しているせいでついに保険証も交付され
なくなってしまう。末には贅沢な暮らしで破滅したマリ
ー・アントワネットに自分を例え限りない欲望と見えで
暴走してゆく中村うさぎ。もうこの人のエッセイ爆笑!
文芸春秋
女優の夜荻野目慶子 かつて清純派として売り出した女優荻野目慶子の告白記。
他のタレント暴露本の類では無く、普通なら誰にも
明かさない心の深遠を描ききっている。
はっきり言って非常に暗い。あまり読まない類の本なのだが
朝日新聞の書評で真情を吐露した珍しい女優の本と紹介
されていて読んだ。けどやっぱ暗いよー
全体的にこの本を被っているのは著者も共感を持つ
「太宰治」の翳である。
完璧救いようのないマイナス思考の底なし沼、
そこには常に死ぬしか無いという結論が突きつけられ
自ら 首を締めて苦しみ続ける著者が在る。
彼女は幼い頃、ブランコで頭蓋骨にヒビが入り
その後遺症で長い間ひどい頭痛に苦しみ、自分は
短命だから 短期間に多くの経験をしたいと女優になる。
が女優生活が順調にスタートした瞬間、妻子がある
20ほど年上の河合義隆監督と不倫関係になり、彼女が
別れ話を持ち出した直後、監督が2人の部屋で首吊り
自殺をし、「不倫の相手を捨てて自殺させた女優」という
レッテルを貼られ、そのトラウマに20年近く苦しむ。
そして2人目の恋人は「バロチロワイヤル」などを
撮影した34才年上の深作欣二監督やはり不倫である。
その関係も撮影中に監督へマッサージを始めた瞬間
レイプされたのが発端という異常さで、秘めた関係は
10年程続き、監督は前立腺癌を患うが、男性機能を
失うより命を縮めるという選択を取り、病みながら
荻野目を抱く。
私はクリムトが好きなのだが、あまり絵の意味まで
読み解かないので、この本で初めて知ったが
「ダナエ」は金箔に姿を変えたゼウスがダナエを
犯しているところだそうである。
ダナエは至福の恍惚の表情で金箔に包まれて
眼を閉じている。
もう一枚「接吻」女が身体と顔を不自然に真上に曲げて、
その真上から男が接吻をしているのだが、荻野目は
この2枚が好きだそうである。
そこには男に屈する女、官能に身を委ねたい女が描かれている。
著者自身、経験が豊富な年上の男が好きだと書き、
1人目の恋人河合義隆監督に至ってはその関係はまるで
精神的SMに限りなく近くなっているように思える。
河合義隆監督は彼女に巡り合う前から、人生の暗い
面を見つめ続け、映画に関しては理想を譲らないが
為に事務所に大きな負債を負わせて仕事を失い
徐々に死に向かって逝ってしまったのだが、
2人の恋と自殺の実情については彼の死後20年経って
この本で明らかにされている。
この女優の苦しみはほとんど自ら招いているような
気がする。自身はそれを業と呼んでいるが、人生の
暗い面ばかりを見つめ続け、不幸の連鎖を呼んで
いるような女である。
幻冬舎
真珠夫人
 上・下
菊地寛 高視聴率を上げた昼ドラの原作の復刊版。
作者は何とあの「恩讐の彼方へ」の菊地氏である。
原作はドラマと荘田の巧みな罠にはまった父唐沢男爵の
復讐を遂げる為に直也と別れて荘田と結婚するまでは
同じだが、その後は大袈裟な口調と直也との愛に終始
したドラマとは全く違う主旨である。
毒をもって毒を制した瑠璃子はその毒が自らの心に
浸透してしまい、初恋が踏み躙られた復讐を世の
男性全てに向けていく。
但し、一貫して描かれているのは常に研ぎ澄まされた
理性と知性と輝くばかりの美貌で「女を弄ぶ男は世に
多く存在するのに女が男を弄んではいけないか」
「わたくしに恋をするのは男性の勝手な気持ちであって
応えられないからといって身を滅ぼすような弱い男性に
興味は無い」と男を翻弄する稀代の妖婦である。
彼女はまた「自分は何事にも子供のように反発する
性格であり、それこそが自分を破滅に追い込む」事も
自覚しているのである。
「純文学とは作者を喜ばせ、大衆小説とは読者を
喜ばせるものである」という菊地寛の言葉通り、
気高き瑠璃子を作者も読者も賛美しているのかも
しれない。 瑠璃子のセリフにバラキレフ「イスラメイ」が出て
来たのには驚いた
新潮文庫
真珠夫人 上中島丈博 人気連ドラのTV小説。私は後半しか見てないので
読んだんだけど、結婚を間近にして、直也と深く愛し合って
いる瑠璃子が政治家の父親の借金苦で、元の別荘番荘田の
罠にかかり、仲を引き裂かれ、郭の女将になるまでを描く。
菊池寛原作との違いが楽しみである。
扶桑社
心臓を貫かれて 上M・ギルモア 著者の兄ゲイリー・ギルモアは1976年夏、モルモン教徒の青年
2人を殺害したが彼が有名になったのはその罪科ではなく死刑
制度が復活した直後であったにも関わらず、死刑に乗り気で
なかった国を相手に自らの死刑判決に対して上告する権利を
放棄し死刑執行を州に求めたからである。上巻はその家族の
歴史を過去に遡り、「トラウマのクロニクル」を語り明かす。
うーん、暗い、重過ぎて下巻読めない
文春文庫
人生応援団
最後のあいさつ
頼藤和寛 人生相談で好きなベスト3は美輪明宏、頼藤和寛、ピーコ
なのだけど、頼藤和寛氏は公言しているように「ありきたりな
慰め励ましは言わない」との通り、ある時はいい具合につき離し、
ある時は非常にさめた視点から答えるのだが、これが実際に
使え、現実的な励まし<なのである。
産経新聞社
人生張ってます中村うさぎ 待ってました!中村うさぎの新エッセイかと思いきや対談集。
この人 とうとう自己破産した?から急遽金稼ぎかと
勘ぐりたくなる様な文庫の為の語り下ろし。
で、その対談の相手なのだが、自己破産しちゃった花井愛子,
Hを断った事が無いというデブ専の「ぼっけぇきょうてぇ」の
岩井志麻子のヘンまでは爆笑で読んでいたが、女装の巨漢
マツコ・デラックスの辺りからだんだん気持ち悪くなって
来て、夫が戦場ジャーナリストで、「税金なんか、払うやつは
バカだ、借金は何億円でも踏み倒せ」と豪語する西原理恵子に
あたってはもう口あんぐり(この人の顔が1番見たかったが
写真が無かった)、あと一時は山手線1駅毎に1人男がいて家が
無くても暮らせたというバイセクシャルの「良いSEX、悪いSEX」
の著者斎藤綾子に至ってはもう・・・・・
飯塚愛のエッセイなんかかわいーもんじゃないか( ̄▽ ̄;
いやもう年間の衣服代2000万円の我らがブランド借金女王、
中村うさぎも思わずほんとこの怪物?汗のような面々に説教
する羽目に汗
小学館文庫
診断名サイコパス
ロバート
・D・ヘア
サイコパスとは精神医学用語で最も重くても精神病でなく、最も
軽くても正常ではないという人格障害を言う。最近では「反社会
性人格」という言葉に置き返られている。
サイコパスの特徴は、自己中心性、良心の呵責の欠如、浅い感情、
共感性(他人の考えや感じている事を感じ取る力)の深い欠如、
巧みな嘘、強烈な攻撃性、衝動性などである。専門職の人々は
彼らが幼年期から反社会的行動をする子供の問題に取り組む事を
将来のある子供にレッテルを付けたくない事から避けるが
この様な子供が将来サイコパスになる可能性は多大にある。
サイコパスが生まれる要因については生物学的要因と社会環境に
起因しているという二通りの説があるが本質はその中間であろう。
ハヤカワ
文庫
清朝の王女に
生まれて
愛新覚羅
顕き
清朝八大親王の1人 粛親王の末娘に生まれた顕きは
清朝が亡びた後の1918年に父の亡命先である旅順で
生まれた。(以下 中国姓 金黙玉)
姉、川島芳子は日本人の養女となり、男装の麗人として
一時もてはやされたが、「東洋のマタ・ハリ」として
銃殺刑を処された。
幼い頃に両親を失った金黙玉は旅順で「おひいさま」と
して育てられるが、やがて日本に渡り 学習院→
日本女子大学英文科へ入学するが、真珠湾攻撃と共に
帰国する。
長兄は日本人妻と結婚していたので香港に出国。
残った子供4人を育てるため 家庭食堂などを経営して
苦労するが 文革化の下 王族である事、親日家で
ある事、兄が亡命した事が原因で逮捕され 約20年の
牢獄生活を送る。
生まれ持った一本気と才知と負けず嫌いの根性で
生き抜いた王女の話。ほとんど獄中生活の描写である。
中公文庫
世界一美しい
残酷童話
シンデレラ
森園みるく 「本当は残酷なグリム童話」掲載された「シンデレラ」に
「白雪姫」「赤ずきん」等を元に、造られた
妖美な森園みるくワールド。
人間の心理の底にある邪悪さを追求した「シンデレラ」
「白雪姫」などは「本当は恐ろしいグリム童話」より
恐ろしいゴシックな作品に仕上がっている。
「赤ずきん」は猟奇殺人事件に、
SFちっくなスケールの大きい「メディア〜魔性の愛〜」
(コミック)
双葉社文庫
スカートの中の
秘密の生活
田口ランディ た、田口さんイメージがぁぁぁぁ( ̄▽ ̄;って感じ
「女にはウラがある。女が描くシークレットライフ」
でも女がH系を正直に書くと男は淫乱だって決めつける
のでこういう話をきちんと書いてしまったランディさんは
勇気があると言うか汗
著者の小説は「コンセント」しか読んでないんだけど
エッセイがけっこう面白くてつい買ってしまう。かなりの
よく言えば人生経験?(笑 これまでの奔放な人生から
得た物をスッパリ切り倒していくような本音トーク。
この本はタイトル通り,女の?田口氏の?秘密暴露でだが,
これって男性が読んでいるんだろうか?女性が読んで
いるのかな?生々しいから男性はどう思うんだろうなんて
考えてながら読んだ。しかし,何を持って基準とするかは
とにかくこの人かなりの場数踏んでるよー汗
洋泉社
スターズ上・下キャサリン
・ハーヴェイ
パームスプリングス・サンジャント山に聳え立つ最高級会員制
リゾートホテル”スターズ”に生き別れの双子の姉がいると突き
止めた女実業家ビバリーは単身ホテルに乗り込むが・・・復讐鬼
ダニーが怖いです。ビバリーの謎の過去を描いた「バタフライ上・下」 もメッチャ面白いです。(サスペンス)
角川文庫
精神救急川崎清つぐ 所謂 色々な性格を心理学的に説明しているのだが,この手の本は
いっぱい出ている中,何が違うかと言うと現代社会に象徴された
「ちょっと困った人々」を扱っている事である。帯にやっかいな人
との付き合い方とあるが結局 嫌なヤツとは肉体的心理的に
距離を置くというお決まりの解決方法しか載っていない。
光文社
青春ノイローゼみうらじゅん みうらじゅんのエッセイは下らないと可笑しいの境界線に
位置してるんだけどこれはハズレ。
双葉社
世界史
悪女のスキャンダル
桐生操 以前桐生操にハマって全巻持っていたのだけど
全部売ってしまって最近また買い戻してる汗
というわけでこれも読んだかもしれない。
悪女と言えば定番のルクレツィア・ボルジア
ベアトリーチェ・チェンテ、エーメ・デュブック
マリリン・モンロー、ブランヴィリエ公爵夫人、
ゼルダ・フィッツジェラルド、ジャクリーン夫人
イメルダ夫人、フィリッポ伯妃、ジンガ女王
ルー・サロメ、レディ・キャロライン、アグリッピナ
女法王ジョバンナ、モンテスパン侯妃、エリザベート
バートリ、ダイアナ妃のエピソードを短くまとめた
もの。こういうダイジェスト版を読むと興味が出た
女性の一生を克明に記録した本を読みたくなる。
特に今回はルー・サロメとレディ・キャロライン。
ところでダイアナ妃が悪女列伝に入っているのが
私としては納得出来ない。
ダイアナ妃に関する暴露本を読んでいないので
何とも判断出来ないが、個人的にダイアナ妃
同情派なので、「皇太子に近づく田舎娘の野望」
「夫が思い通りにならないと癇癪を起こすわがまま女」
という見解には少々?である。
にちぶん
文庫
雪月夜馳星周 裕司は幸司を殴り,幸司は裕司に嘘をつく。裕司は幸司のものを
奪い取り,幸司は裕司のものを掠め取る。雪に支配された根室の
町でロシア人相手の電気屋を経営する幸司の前に10年振りに
裕司が姿を現し,悪夢が始まる。組の金2億とロシア美女ナター
シャを巡って憎悪と狂気が絡みあう。
馳星周が好きなのは何処までもクールだから。余りに徹底した
非情さに哀しみがあるから。登場人物はいつもクズの様に生きて
クズのまま死んで逝く。
双葉社
絶対に
「自分の非」を
認めない人たち
斎藤茂太 この手の人とどう付き合うかが知りたかったのに
中身は核家族化反対とか笑顔と挨拶とか古い(涙
はうつーモノは大体タイトルだけでプラスならないよーな汗
祥伝社
ゼロの焦点松本清張 新婚1週間目に失踪した夫を探して北陸で消息を尋ね歩く
禎子。夫は禎子の知らないもう一つの半生を持っていた。
ちょっと古くさい(^^;
双葉社
洗脳原論苫米地英人 洗脳とは何か、脱洗脳方法、ディベート(議論の競技ね)、元オウム
幹部脱洗脳経験について、最先端の認知科学、機能科学、
ディベートの訓練を積んだ著者が挑むってこの著者神秘体験を
自由に繰れるってほんまかいな(^^;
ちょっと信じられないけどまあ面白かった。
春秋社
戦力外ポークゲッツ板谷 ゲッツ板谷の近況エッセイ。数箇所ワラエマス。 二見書房
創○学会
信じる者は
救われない
佐高信
テリー・伊藤
敢えてノーコメ 光文社
双月城の惨劇加賀美雅之 「はるか昔 ライン川を一望に眺める岩山の頂上に聳える
エールシュレーゲル城の城主カールと妻は、盗賊騎士団の
首領ゲルハルトに殺害され、その娘である美しい双子の姫
アマーリアとナターリアはそれぞれ『新月の塔』と『満月の
塔』に幽閉され、日毎毎晩にゲルハルトに陵辱される日々で
あった。ある嵐の夜、ゲルハルトがアマーリアを組み敷いた
瞬間、雷雲が立ち込める空を背に天駆ける巨大な黒馬に乗った
真っ黒な甲冑に身を包んだ騎士が室内に歩み入り、一刀の元に
ゲルハルトの首を刎ねた。騎士はゲルハルトの首を鷲掴みに
すると黒馬の背に戻り、兜の面頬を押し上げる。
折りからの稲妻がその顔をはっきり照らし出した。
ーーーーーお父様ーーーーーーー
アマーリアは思わず叫んでいた」
恩師ノイバンシュタイン博士からの依頼でパトリックは
伯父のパリ警察予審判事ベルトランより一足先に
エールシュレーゲル城を訪れる。
その晩、第一の凄惨な殺人が起こる。
城主である美貌の双子の姉妹カレンとマリア、
過去にマリアに懸念して放逐された御者夫婦の息子で
ハリウッドの人気俳優であるラインハルト、姉妹の侍医、
新聞記者ドノヴァン、ベルリン警察主任警部ストロハイム男爵
・・・
「過去の昏い伝説に彩どられた古城、美貌の双子の姫、
堅牢な石造りの密室内の凄惨な死体、生涯の好敵手で
ある名探偵の対決」
この作品で本格デビューした著者が「自分の好きなものを
ありったけ詰め込んだ」と後書きにあるがあたしも好きです汗
江戸川乱歩、ホームズ、ルパンに通じる本格派ゴシックミステリ。
もうタイトルからして激あたし好み。
しかし このちっこい字2段ノベルスはニガテ、3日かかった。
久々のヒット!
光文社
宋家の三姉妹伊藤純
伊藤真
同名のタイトルの映画を観たので原作を読んだ。20世紀始めに
中国の財閥宋家に生まれた三姉妹の生涯と言うよりも清朝崩壊
から毛沢東が中華人民共和国を設立するまでの激動の50年間の
ノンフィクションである。財閥孔祥きと結婚した長女霞齢,革命
家孫文と結婚した次女慶齢,政治家蒋介石と結婚した美齢,革命と
内戦と日本の中国侵略の中で中国に君臨した宋朝が崩壊する
まで,そして姉妹の愛憎。写真も多く,読み応えあり。
角川文庫
「そうだ,
村上さんに
聞いてみよう」

村上春樹
「村上朝日堂ホームページ」に寄せられた282の大疑問に対する
著者の答え集。実は私はこの著者の作品を1冊も読んでいない。
ので,いきなりこの質問集である。真剣な生き方についての
質問から答えが無い様な珍問奇問まで著者は中島らもの如く
お笑い系に持って行くでも無く,熟年おば様の如く「〜すべし」と
強圧的でも無く何らかの自身の考えは述べているものの後は
自分で考えましょうとさらりと答えている。興味深かったのは
この作家のライフスタイルである。
彼は6時半には起き、バケツいっぱいの野菜を食べ、17Kもマラソン
して仕事して,ある日は昼に1500M泳いで夕方に13K泳ぎ,
夜は音楽を聴き10時には寝るそうである。
朝日新聞社
タイ怪人紀行ゲッツ板谷 金髪中年不良デブ(自称)と野侍鴨志田穣と
ハセピョン(♀)のタイ放浪記。
ヒルだらけの汚いチャオプラヤ川をカモちゃんに
ダマサレテ泳ぐ著者。怪しげな茶色い薬を飲ませては
吐かせの繰り返しで治癒?する麻薬更生寺院。
の薬をカモちゃんに飲まされる著者。
美貌のオカマと恋に落ちかける著者。
怪しいタイ人に会う旅なのだが怪しいのは旅している
日本人の方なのだ。爆笑デキマス。
スターツ出版
代議士になった
パリの娼婦
ニコル・
カスティ
オーニ
飯塚愛「PLATONIC SEX」や組長の妻から弁護士に?
なった大平さやか「だからあなたも生き抜いて」の
ヨーロッパ編?
愛らしい少女ニコルは8才から”男”の自分への侵入に
脅え続けた。両親は無関心だった。
20才になったニコルは自分の美貌に賭けてみる事にしたが
チャンスは巡って来ず、ただのモデルになった。
そしてあるパーティで運命の男ジャン・ミッシェルに出会う。
彼はすごい美男子でファッション関係の仕事をしていると
自己紹介し、ニコルはあっという間に恋に落ちた。
しかしジャンはコカイン中毒で浪費家でニコルは夢から
覚めぬまま、恋人のコカイン代の為にパリのサンドゥニ
通りに毎晩立つ生活に堕ちていく
ここまで読むとただの浅はかな女の話だのだが
詳細に語られる経験者のコカイン中毒の恐ろしさと
娼婦の悲惨な生活に息を飲む。
草思社
第二の接吻菊地寛 「真珠夫人」大ブームに乗って再販された菊池寛の大衆小説。
大正十四年に大阪新聞朝日新聞に連載された。
村川は川辺家の主人に世話になり、京大を卒業、川辺氏の
知り合いの会社に勤めている秀才で美男で女性には潔癖と
いう男で川辺家に下宿している。
川辺家の長女京子は美人だが、燃えるように気が強く
蛇のように執念深い。この京子が村川を愛しているのだが
村川は身寄りが無く、川辺家に引き取られているしず子を
愛している。しず子は消え入りそうに気弱で京子の奴隷の
ようになって暮らしているので村川の愛をなかなか
受け入れられない。
そういている内に顔真っ青な事件が起きて、二人の仲は
京子の知るところになり
・・・・ラストの4行が恐ろしい
菊地寛の恋愛小説は女が非常に美しく気高く描かれる
一方、主人公の男は今いち、優男でなよなよして頼り甲斐が
全く無い(^^;
帯に「真珠夫人」を超える名作とあるが、そうでもない。
文藝春秋
だから、女は「男」
をあてにしない
田嶋陽子 日本におけるフェミニズムの先駆者として日々闘う才女。
女自身にさえ気付いていない男女差別が今だ多く存在する事
その差別にがんじがらめにされているのに、これまた
自覚が無い男。
今の女性は「人間である前に女を押し出している」
今の男性は「人格うんぬんの前に男を押し出したがっている」
「人格と人格があるのではなく、男と女があるだけ」加納典明談
弱さと従属を演出する女と、強さと主体性を演出す男
例えば「スカートは無防備で卑劣な男からの魔の手の侵入を
容易にし、ハイヒールは先は親指1本分しか無く、中国の纏足に
通じ、双方とも反機能的で女性の行動を縛るものである」と
著者は分析するが、だからいけないでは無く、スカート着用を
強制される場が在る事が問題なのだと思う。
差別というものはしている方は無自覚な場合が多く、されている
方にはかなりの屈辱を与える。
今だ社会は男性優位である。TVで意見を主張する田嶋陽子は
実は共演者視聴者の笑い者なのである。
真実の男らしさ、女らしさとは何なのだろう・・この疑問が
まだ私の中で明確でないのでまた機会があったら書きたいと
思う。
講談社
多重人格和田秀樹 多重人格、正式な病名は解離性同一障害。アメリカでは
古くから研究の対象となっていたが日本ではまだ症例も少なく
正確な診断を下せる医師及び治療がまだ遅れているという。
現在では過去のトラウマから引き出されるのであろうと意義
づけられている。本書は幼児連続殺人事件半Mの例を紹介。
解離性同一障害が多く報告されているアメリカの実情から
今後日本でも増加するのではないかと著者は指摘している。
講談社
現代新書
MPO-PSYCHO
多重人格探偵サイコNo.1
田島昭宇
×大塚英志
多重人格探偵 雨宮一彦が解決?していくバラバラ事件では
恋人が犠牲になり、カニバリズム(懐かしー、佐川君)事件、
フラワー事件(爆。漫画も面白かったけど後書きの作者の死体を
記号として描く事についての考察が興味深い。(コミック)
角川書店
脱・宗教のすすめ竹内靖夫 宗教には何故トラブルがつきものか?「信じるものは騙される」
冷めた眼で宗教を解き明かしていく。〈反〉宗教ではなくて
〈脱〉=卒業するための案内書。面白い!
PHP新書
だって
買っちゃった
んだもん!
借金女王の
ビンボー日記U
中村うさぎ 500万の時計ってあるんだぁ(@_@)それもこの人2つも
持ってる。あたしの時計¥1000だぜー。
銀行に98円しか残ってないのに傘を買いに行って
何故か150万円分の服買ってる(^^;
自称世界一の見栄っ張り女、口癖は「さあ、膝まずいて
女王様の靴をお舐め!」なんだけど何故か下ネタと猟奇殺人
事件が好き…ブランド狂いと見栄っ張りは違うけど最近
この人とあたしの共通点を発見してしまった汗。例えば
異常に怪しいもん好きとか・・・他は言えない(爆
角川書店
だって欲しい
んだもん!
借金女王の
ビンボー日記
中村うさぎ 杉並区の税金を踏み倒して憧れの港区南麻布に引越しした
うさぎはまず麻布の物価が高い事に驚くがそんな事には
めげない。カーテンを75万、ラブソファを90万で買って
エステ顔痩せコースに80万つぎ込み顔デブは変わらずそれ
でも懲りずにお腹の脂肪取りに通ったエステは誇大広告で
摘発。そして彼女の前に次々と現れる強敵シャネル仮面とは?
アメックスから月450万使ったうさぎはエルメスの113万の
バッグを買おうとして遂にカード停止寸前に追い込まれる。
もう傑作、この人面白過ぎ!
角川文庫
二谷
友里恵
10年前「愛される理由」を書いた元,郷ひろみの妻であり,
2児の母親である著者が長年の沈黙を破って子供,自分,そして
両親を守るために郷との結婚生活を等身大に綴ったもの。
結果的に郷への不満たらたら文章になったのは否めないが,
それにしても芸能人の妻とはマスコミ,一般人からひどい
パッシングを受けるとは恐ろしい話である。
郷ひろみは結婚しても99%郷ひろみで,彼を取り巻く人々は
彼を売り込む或いは,守るなら為ならば,妻子なぞおかまいなく
スター(死語汗)郷ひろみを仕掛けるのである。
芸能世界の売り込むなら私生活さえ使うという仕組みが面白い。
個人的に郷ひろみって受け付けない。自意識過剰男って嫌(笑

文芸春秋
タブー
禁忌
佐藤亜有子 大学院助手長津は友人の探偵桂木に御妙寺瑛光の美貌の妻
優佳の殺人容疑の捜査を手伝う事になるが全ては謎に包まれて
いる。優佳の実家である土居家に代々伝わる血の秘密とは、
焼死した祖父、失血死した母、優佳と同じ顔の女美弥子、
美弥子を陰で繰る男、そして優佳が過去に受けた虐待とは。
何つーか面白いと言えば面白いけど解りにくい。かなり頭が
混乱する。登場人物が糸の様に絡んで途中でわからなくなって
家系図を書きながら始めから読み直した。著者の他の作品を
読んでみないと著者自身も謎である。
河出書房新社
ダメな女と
呼んでくれ
中村うさぎ うーーーーーーん、ついにうさぎもネタに尽きたか・・・
始めの(日記でネタばらしたけど汗 亀&P&犬事件までは
爆笑したのだがそれから後はじぇんじぇん
面白くなーい
反省したり、説教したりでうさぎコレクションもこの本が初めて
売りかも。
角川書店
男性論柴門ふみ 柴門ふみ曰く「生涯もう2度と巡り合えない位の男は
どんな汚い手を使っても自分のものにすべし」
ってこれで幸せになれるんでしょーか?汗
つまり柴門ふみが好きな男をズラーーーーーーーっと
並べた本なんですけどちと古いぞ。
永瀬正敏なんて何処行った?
筧利夫ってだり?リバー・フェニックスはヤク中で死んだのか・・
でもでも大槻ケンヂ、中原中也、ブラピ、ミッチーは
同感♪でも皇太子って(- -;
角川文庫
耽美生活百科楠本まき 最近お気に入り楠本まきのイラスト付きエッセイ。
ってこの字の多さ小ささゴーマニズム宣言もびっくり(^^;
[耽美] 美を最高の価値と考え、芸術や生活の目的を
美の追求に置く立場。これを実践する人をタンビニストと
呼ぶ。かつてあたしもタンビニストの1人だったのでこの
人の趣味には共鳴するモノがある(今やリアリストに変身
したけど)アロマ・テラピー,インナーウェア,占い,映画
・音楽とアイウエ順に並んでいるのだけど後半は何か
だんだん著者の実生活に…。楠本まきを知りたい人には
お薦め。
集英社
致死量ドーリス
T.V.eye
乾からびた胎児
楠本まき 楠本まきのコミックを紹介するのはとても難しい。
受け付けない人もいると思うけどとにかく読んで欲しい。
そこには漫画を超越した哲学、美学がある。参考までに
「映画の撮影中、1冊の漫画が送られてきた。何もかも謎の
まま、その漫画のページを開いた。開いて…読んで…
ショックを受けた。これって、漫画なんですか?
楠本さん、あなたが漫画の世界でやろうとしている悲しい
無茶に、正直、私は畏怖と嫉妬を感じています。私もCMの
世界で、CMとは前向きで明るくてわかり易いものだと決めて
しまった人々の反感を買いながら、時々悲しい無茶をやって
いますから。CMディレクター、そして時々 映画監督 
中島哲也」(コミック)
集英社
直感サバンナゲッツ板谷 「パチンコ必勝ガイド」に連載された全然まとまりの
無いエッセイ集。
相変わらず各個所であひゃひゃひゃひゃ(≧∀≦*)
だけどP175でやっとどのページにもある同じど下品な 西原理恵子のイラストに気づくあたしもどうよ・・・
二見書房
鎮魂歌
不夜城U
馳星周 台湾人の殺し屋秋生は楊偉民に呼ばれ1年振りに仕事を
するが前例に無く,歌舞伎町を離れずに上海マフィアのボス
朱宏の情婦家麗のボディガードを頼まれ,一抹の不安を覚える。
元刑事の滝沢は歌舞伎町で身を崩し,今では北京マフィアの
ボスに飼われている。秋生が殺ったのはそのボスの子分だった。
パチンコのプリペイドカードの偽造を巡って上海マフィア,北京
マフィア,台湾マフィア,人民戦線,新誠,刑事崩れが絡み合い,
マフィアの抗争が始る・・・大体続編というものは前作より
つまらない場合が多いがさすが馳星周,前作に劣らない濃さで
暗黒世界に引きづりこまれる。生と死,金,欲望と復讐,翻弄
される歪んだ愛,哀しみ・・・馳星周は自らの作品の登場
人物に何の情も与えず,何処までもドライである。
角川書店
古惑仔
チンピラ
馳星周 新宿に蠢く不法入国者であるアジア人と上海マフィアが
繰り広げる救い様のない人間模様。どの話も気が滅入る
短編集。この作家って自らの小説の主人公に対して徹底的
に非情だな。
徳間書店
中国ひとり
突撃旅行記
大原利雄 カメラマンの著者が訪れた中国での体験記。物売りに
騙されたり何でも(ハブや犬やアルマジロまで(@_@))食べる
中国人に感嘆したり、有名な中国トイレ事情で懲りたりする
んだけど人の旅行記って自分の眼で見たわけじゃないから 知識としてしか残らないな。
光文社文庫
強く生きるために美輪明宏 美輪明宏流人生相談。
この人の輪廻転生説と人間は神仏になるべく
地球で修行している説は面白い理屈だと思うが
それが正しいかどうかはともかくとして
考え方、生き方には非常に共感を持てる。
著者のように強く美しくはなかなか生きられらないけど、
著者の本で得るものは大きいと思う。
主婦と
生活社
月の王夢野獏 古代インド、奔放で勇敢な王子アーモンと老ヴァシタの
魑魅魍魎相手の怪異冒険短編集。かなり残虐汗
しかしやはり、ラストの「月の王」が絶品。
賢い狼を連れた芸人ダークシャが強盗殺人の疑いをかけられ
失踪した事件を追ってアーモンとヴァシタは「月の種族-
チャンドラ・ヴァンジャ」が棲むというムリカンダ山へ向かう。
そこには・・・これはかなりあたし好み☆
光文社文庫
できれば
ムカつかずに
生きたい
田口ランディ 著者の「コンセント」のラストが私は消化できなかった
のでエッセイを読む事にした。両親の偏った愛情に苦しみ,
20年間ひきこもった挙句亡くなった兄の事を彼女は今でも
引きずって生きている。だから癒し,シャーマンなどに
惹かれるだろうか?「夢のなか」(そんな本があったのか)
を書いた宮崎勤やオウム信者,須磨少年殺人事件の
酒鬼薔薇に共通する「自分が無い」という点を著者は
自分の中にそれに惹かれ,賛同できるところがあると
正直に書くなど著者はそれを書くに当たって何らかの
反感を買うのを承知なのだろうが非常に素直である。
この著者は時に自分の中へ中へと潜って行き,読み手の
私は時に現実に置いていかれるのだがネットから生まれた
この作家はいまの日本に共感させる何かの力を持っている
のかもしれない
晶文社
できるかな西原理恵子 あぁ・・・ついに禁断の書を買ってしまった(;;)
サイバラマンガ・・・これには手を出すのはやめようと
思っていたのに、どうしてもどうしてもあの日本中に敵無しな
立川の不良ゲッツ板谷がこの人にだけは頭が上がらないと
宣言し、あのかなり変人イッテル世界中相手にケンカ出来ちゃう
鴨志田穣が夫なこの人は一体どんな人なんだろーという
好奇心に勝てなかったんですぅi!i!ii!i!(ToT)!ii!i!iiザァァ
なんせコマがムチャクチャ割でおまけに字がおーる手書きっつー
激読みにくさ(例えば「このまま」がどうしても「ニのまま」に
見えたり(ToT)するのに、それなのに結構売れてるんだよねー
(コミック)
扶桑社
DE JA VU森園みるく 20年前、遺跡発掘隊のメンバーだった父の消息を知る為に
エジプトに旅立った砂姫は何度も夢に出て来る男に現実で出会う・・
ドイツで過去から蘇ったナチスの大佐にエバと呼ばれる愛姫、
モデル志望の真姫はN・Yで思いがけなくトップモデル ペトロに
推薦され、恋人と仕事を手に入れるが・・・
異国の地で3人の女が奇遇する甘美で恐ろしい体験は
幻覚なのか、現実なのか・・(コミック)

祥伝社
天国への階段
上・下
白川道 26年前,北海道。青年実業家柏木啓一の父の小さな牧場は
近隣の寺島牧場に騙されるように買収され,父は絶望の中で
死に、恋仲だった寺島亜木子は啓一を捨て現衆議院議員の
江成達也と結婚した。無一文で北海道から東京に出てきた
柏木は寺島父娘と江成への復讐だけを胸に巨大な財力を持つ
柏木コーポレーションの社長にのし上った。
一方、大井署の桑田は25年前に担当した強盗殺人事件被告の
及川が出所後に殺されるという事件を再び担当することになる
歯車の少しのずれが運命を狂わせていくその中で翻弄される
人々。復讐というものの哀しさを描いた巨編。
幻冬舎
天使禁猟区1〜
由貴香織里
無道刹那は妹沙羅への愛に悩む高校生。自分の持つ不思議な
力に気付いていたが「天地対戦に負けた有機天使アレクシエルの
生まれ変わりだと告げられてショックを受ける。そして「天使
禁猟区」計画で復活したアレクシエルの双子の弟ロシエルが
刹那を追いつめていく・・・うーん、まだ全巻読んでないので
面白そうな展開ではあるが・・・絵がいいな。(コミック)
白泉社
天使のせせらぎリンダ・
ハワード
1876年、コロラドにある田舎町。
両親を失ったディーは「エンジェル・クリーク」という
小川が流れる小さいが豊かな谷間で一人菜園を
営んで自立して暮らしていた。
そこへ近隣の広大な牧場「ダブルC」の牧場主が
亡くなり、野望を持つ息子ルーカスが帰って来る。
先が読めるロマンス小説。
ヴィレッジ
ブックス
東京大学
殺人事件
佐藤
亜有子
桂木は水もしたたるいい男、私立探偵で警察庁局長の
御妙寺夫人優桂の愛人でもある。
東京大学の教授ら7名が次々と殺されていく・・・
そのメンバーの一人牧野教授の娘香奈は子供の頃、母親の
死体の傍でずっとすくんでいた経験がある。
以前読んだ桂木探偵シリーズの「禁忌」と同じく
香奈の義父兄修治、牧野の後妻祥子、香奈の叔父桜井など
入り組んだ設定で悩んでたら読み終わってから見たら
登場人物のリストがあった汗
謎のビデオテープには一体何が映っていたのか。
ダビングされたテープのマザーテープは何処にあるのか。
分厚いけど美女、怪しい、サイコ、ちょとエロイと
あたしの好きな分子でストーリーが造られているので
まあ、面白かった。

河出書房新社
東電OL殺人事件佐野真一 1997.3.7井の頭線神泉駅の古ぼけたアパートの一室で
発見された絞殺された女性の遺体が発見された。
被害者は慶応大学卒の東電気本社の年収1000万の
エリートOLだった。昼間はOL、夜は円山町の道玄坂で
客引きをし、週末はホテトル嬢だったという2つの顔を
持つ女だった。事件後即発見場のアパートの隣に住む
ネパール人ゴビンダが逮捕されるが筆者(ルポライター)は
最初からゴビンダの無罪を信じ、被害者の父親の墓を探して
親族の話を聞いたり、ネパールのゴビンダの家族に会ったり
ゴビンダと一緒に同居していた不法逗留のネパール人の証言を
聞く内、彼は警察の矛盾に気付く。3年にわたる裁判の結果
1度は無期懲役と判決が下されるが事実は…。「尊敬していた
東大出の父親を過剰なまでに理想化するあまり拒食症から
懲罰的自我(自己処罰)に陥ったのでは」という精神科医斎藤学
の最終的な分析など非常に緻密なノンフィクションである。
新潮社
時のかなたの
恋人
ジュード・
デヴロー
1988年イングランドを同棲中の外科医ロバートと
その娘グロリアと、旅行中の米国人のダグレスは
とある教会の前で二人にいとも簡単に見捨てられてしまう。
ダグレスの願いはロバートと結婚する事だったのに。。
パスポートもお金も無いダグレスは教会のサー・ニコラス
・スタンフォード伯爵の墓の前でおいおいと大泣きする。
とその時、400年前から伯爵その人がタイムスリップして
ダグレスの傍らに鎧姿で立っていた。
そしてダグレスは16世紀から来た伯爵の無実の処刑と
いう歴史を変えるため奔走するのだが・・・
この本は某読書MLで流れて来て興味を持って
買ったのだけど、「ニューヨークの恋人」の
原作か?とかいうコメントが書かれていたように思う
(不確認情報)
ところでストーリーだがいわゆるタイムスリップもの
なんだけど構成がかなり凝っていて英国の歴史が絡み出す
箇所からどんどん惹きこまれて行ってしまう。
女性作家らしい粋な細工で読ませる意外などんでん返しも
ありーのけっこう面白かった。
新潮文庫
都心ノ
病院ニテ
幻覚ヲ
見タルコト
澁澤龍彦 澁澤龍彦最後のエッセイ。
このエッセイを読むと本当に澁澤龍彦氏がもう死んで
しまったのだと感慨無量になった。
タイトルから見るといかにも闘病記のようだが
著者が書いている通り、病や死についての記述は
ほとんど無い。相変わらず、穏やかで鋭い審美眼で
愛する作家、画家、写真家、詩人について、
長く住んだ北鎌倉や戦前の東京、幼い頃の想い出まで描く。
巻末に交友録と夫人の龍子氏の追悼が載っているのが哀しい。
学研M文庫
トップ
シークレット
森園みるく A to Z of MILK
森園みるくの謎に包まれた素顔の一部を語る。
って著者レディースコミックの漫画家なんだけど
性描写、倒錯愛、オカルト、SM、殺人などかなり毒が
あるストーリーの中で森園哲学美学を描くスタイル
なんだけど、さすがに妖しい系フリークなあたしも
さすがに続けてさすがに読むと気分が(- -;
なんだけど、絵 特にイラストがあたし好みなのだ。
この当時はボンテージファッションに凝ってたみたいだけど
最近は魔女みたい(笑
しかし男は顔、肉体が美しくなければ価値はないって汗

祥伝社
囚われて 上・下カレン
・モリーン
英国の従妹を訪問中の美少女がヤサ男に騙されて
怪しい仮面舞踏会で薬をもられて貴族の秘密結社の
競りに・・・という復讐モノなんだけどくだらねー
おまけに語り口調がイタリアの軽口で全然深刻味無し。
この手の話はもう化石じゃ。しかし最近はこういう
事件が実際にあるらしいのが怖いでわないか。
特にアジアを一人旅のお嬢さん、ご注意。

講談社文庫
鳥頭紀行
くりくり編
ゲッツ板谷
西原理恵子
鴨志田穣
最初に、一体この「鳥頭紀行」とは一体何なのでしょう?
あんまり深く考えない方が良いと思われますが、
あたしゃ てっきり「鳥取紀行」だと読んでいました汗
本編ですが、ゲッツ板谷とその親友である西原理恵子、
鴨志田穣夫婦と編集者のハセぴょん4人が
まずはミャンマーで有名な寺で全員丸坊主になって修行を
したり、九州でタコ釣ったり、いきなり西原/鴨志田夫妻の
結婚式をドイツ古城でやったり・・・・・します汗
後半は西原理恵子の爆笑マンガで巻末にはなんとこの奇特な
3人のおまけシールまでついとる(って誰が使うねんヽ(‘Д´)ノ
奇奇怪怪ワールドに沈みたい方にお薦め・・できないよな汗
角川書店
鳥頭紀行
ジャングル編
西原理恵子
×
勝谷誠彦
あぁ・・・また買ってしまった(;;)
サイバラマンガ・・・これって中毒なるっすよ汗
この手書きの読みにくい字も慣れたらなんのその。
(つーか作者自身 本書の途中で「我ながら読めない!」と
その後数コマだけ字がきれいに( ̄▽ ̄;)!!
えーっと内容ですが、タイの屋台で突然決定した
「アマゾンで釣りをする」計画の実行編なんだけど
中身はひたすら御一行の乱行ぶり(^^;
それだけで本が描けちゃう事にそんけーしますわ
サイバラマンガまた買っちゃうのかなー・・・あたし
スターツ出版
呑舟の魚西村寿行 この著者ねー(^^;この本で3作目なんだけどアブだよね(笑
でもこれはなかなかよかった、面白い!エグいけど。
戦国時代の怪魚伝説が残る北陸のある町にふらりと現れた
男は町の名家黒須家のの20年前に行方不明になった次男
平吉と名乗る。当主吉孝は莫大な遺産を分配するのを何とか
避けようと平吉に黒須航空の融資をする。平吉が関係した
吉孝の妻が殺され・・・怪魚が現れた年に生まれた黒須家の
者は代々叛乱を起こすという呪いを負って産まれてきたのは
果たして平吉だったのだろうか。兄弟の狂気じみた確執は
男同志のサディズムさえ感じる。
徳間文庫
とんまつりJAPANみうらじゅん またも下らないとわかっていて買ってしまったみうらじゅん。
とんまつり=とんまな祭り(^^;蛙飛行事、笑い祭り、
ヘトマト、ジャランボなど日本各地の奇祭を取材したもの。
意外に貴重なのかも。
集英社

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